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AR/MR 2019.09.03

次期iOS、ARを使って失くしたものを探せる“紛失防止機能”実装か

米メディアMacRumorsは、アップルがiOSと(Apple)watchOS向けの新ARナビゲーション機能の開発を進めていると報じました

同メディアによれば、アップルの新ARナビゲーション機能は、専用のタグとAR、Bluetoothを活用した、“紛失防止機能”であるとのこと。新ARナビゲーション機能の存在は2019年6月頃から噂として報じられており、その存在に注目が集まっていました。

専用のアプリを使用して追跡

MacRumorsは、新ARナビゲーション機能のレポートと、同機能に関連する画像を記事に掲載しました。同メディアは、これらの画像(仮イメージと思われる)はiOS 13の内部ビルドに含まれていたものと説明しています。

新ARナビゲーション機能は、財布やカバン、キーケースなどに専用タグを装着し、そのタグの位置情報を、「Find My」と呼ばれる新アプリで追跡することで機能します。

追跡用の専用タグと「Find My」を紐づけすることで、本機能の利用者は、デバイスの探知範囲外に紐づけされたタグ(と物品)が出そうな際、デバイス側に通知を受け取ることができます。

利用者が専用タグを見つけられなかった場合、タグは「ロストモード」に移行します。「ロストモード」のタグは、他のiPhoneユーザーが近くを通りかかった場合、持ち主の連絡先(電話番号など)を発信します。発信を受け取った他iPhoneユーザーが専用タグを回収した場合、タグの持ち主には通知が行われます。

「Find My」アプリには「セーフロケーション」モードが存在します。このモードは、特定のエリア内に置かれた物品と距離が生じても、通知が発生しないというものです。また専用タグの位置情報は、友人や家族などと共有することができます。

風船がARで表示

MacRumorsによれば、iOS 13の「Find My」アプリには、アップルのARプラットフォーム「ARkit」の“スターアイコン”が隠されていたとのこと。同メディアはまた、「Find My」内には、3Dモデルの赤い風船と2Dモデルのオレンジ色の風船が含まれていたと解説しました。3D風船はARで表示され、利用者がタグを探す際のサポートを行います。

(参考)VRScoutMacRumors

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