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Meta Quest 2020.03.11

“Apex違い”で知名度急上昇のVRゲーム「Apex Construct」Quest版売り上げが他機種合計を上回る

人気FPSタイトル「Apex Legends」と“勘違い”され、知名度が急上昇したVRゲーム「Apex Construct」。本作のOculus Quest(オキュラス クエスト)版の売り上げが、他プラットフォーム版すべてを合計した販売数を上回ったことが報告されました。

「Apex Construct」は、2018年にPlayStation VR(以下PSVR)、Steam 、Oculus Storeで販売が開始されたタイトル。弓と盾を使った自由度の高いアクションや高い没入感などが特長の作品です。Oculus Quest版は、2019年5月に発売されました。

具体的な販売本数は公表されず

今回のOculus Quest版の販売好調の報告は、本作の開発元であるFast Travel Gamesが行いました。同社が2019年1月(=Quest版発売前)に行った発表によれば、当時の本作の販売総数の46%はPSVR版の売り上げだったとのこと。

まさかの展開で注目度がアップ

なお、「Apex Construct」と「Apex Legends」には、全く関係性はありません。しかし作品名が似ていることから混同するユーザーが続出。「Apex Legends」がリリースされた2月4日以降、Steamで「Apex Construct」のページビューが激増し、当時サイト訪問者はなんと4000%増を記録しました。開発元のFast Travel Gamesは「売り上げにも好影響があった」とコメントしています。

Quest版の好調報告は他企業からも

「VRゲームのQuest版が、他機種版よりも好調な販売を記録している」という報告は、複数の企業から行われています。VRパズルゲーム「Red Matter」の開発元Vertical Robotは、Quest版が発売から約1週間でRift版の売り上げを上回ったと発表。またVRFPS「SUPERHOT VR」の開発元SUPERHOT Teamは、Quest版の発売時の売上が、Rift版の発売時の売上と比較して、3倍(300%増)のダウンロード数を達成したと公表しています。

今月(2020年3月)にはまた、VRホラーゲーム「Dreadhalls」の開発元White Door Gamesが、同作のOculus Quest版が、他プラットフォーム(PC、PlayStation VR、Gear VR、Oculus GO)を合計した販売本数よりも高い売り上げを記録していることを発表。本機種の好調ぶりを示しています。

(参考)UploadVR


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