アメリカのAltouraは新型コロナウイルスのワクチン開発やヘルスケア用品を作成する際に使用可能な没入型VR/ARトレーニングとコラボレーションソフトウェアのライセンスを無料提供すると発表しました。
Altouraとはアメリカのシアトルを拠点に構えるソフトウェア企業で、企業向けのコーディング不要のVR/ARトレーニングツール、広告アプリケーション、ヴァーチャルツアー等を提供しています。現時点でAltouraの製品はiOS(iPhoneおよびiPad)、Android、Windows PC、HoloLens2に対応しています。今回の新型コロナウイルスが発生する以前からAltouraはThermo Fisher、Walgreens、Microsoftなどを顧客と掲げ、彼らの緊急対応のサポートをし続けてきました。
今回、無料提供されるのは、Altoura Immersive Reality Platform (VR/AR/MR)の6ヶ月間のライセンスです。コロナウイルスのワクチン、医療従事者向けの人工呼吸器、PPE、検査キット等の製造用品の開発に取り組んでいる企業や組織に対して、VR/ARがを使ったトレーニング設計サービスや施設のデジタルツインを表示できるサービスを提供するとしています。ライセンスは必要に応じて延長できるとのこと。従業員の対面コミュニケーションや移動が省かれ、企業はコロナウイルスによる安全でない環境下でも従業員の教育や訓練が可能となります。
(参考)KHQQ6