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投資 2022.01.31

マルチプレイVRRPGを開発するAltaが約14億円を資金調達 米有名VCも出資

2022年1月27日、VRゲームスタジオのAlta社は、シードラウンドで1,240万ドル(約14億円)を資金調達しました。同社は2016年に操業。2021年にリリースされたVRRPG「A Township Tale」の開発で知られています。

Alta社は、VRRPG「A Township Tale」の開発と運営を行っています。同ゲームは、8人で同時プレイが可能なVRRPG。Meta Quest、PCVR向けに展開しています。冒険だけでなく、プレイヤーが自分の手で素材を加工するクラフトシステムなどの要素が特長です。

Alta社への出資は、アメリカの著名ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz(a16z)と、Makers Fundが主導。Pioneer Fund, Boost VC, muru-D、Thomas Riceといった企業も参加しています。今回の資金調達で、Alta社の評価額は6,200万ドル(約71億円)に達しました。

Alta社は、調達した資金をコンテンツ開発やIP、チームの拡大、新たなプラットフォームでのゲームの展開に使用するとのこと。同社の共同創業者CEOのTima Anoshechkin氏は、現在のAlta社の収益は創業時の10倍に達していると報告しています。

Anoshechkin氏は、Alta社の次のゴールは、メタバース要素が組み込まれた、複数のプラットフォームに跨るバーチャルネットワークの構築と拡張であると説明しています。同社の技術は、プロシージャル生成(アルゴリズムに基づくデータ生成)に重点を置いており、バーチャルワールドの作成時、コンピューターのアルゴリズムとクリエイターが作成したアセットを、作成中のコンテンツに大規模かつシームレスに統合できるそうです。

なおAlta社は、2022年内の可能な限り早い時期に、追加の資金調達を行うことを計画しています。これは海外への進出を目的としたもの。ヨーロッパやアジア圏にオフィスを構える計画とのことです。

(参考)TechCrunch


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