VRゲームスタジオのAldinは、シードラウンドで100万ドル(約1.1億円)の資金調達を行いました。今回調達した資金は、VRとAIを組み合わせた”本物だと信じられるVR”を実現するとして、次回プロジェクトに投入するとしています。
[ads]
VRゲーム界のベテラン
Aldinはアイスランドを拠点をするインディーのゲームスタジオです。2016年からOculus Rift向けにVRタイトルを出すなど、VRゲーム界ではベテランの域と言えます。
同年5月に発表したHTC Vive向けタイトル「Waltz of the Wizard」がSteamで大ヒットを記録し、Aldinによれば25万以上のダウンロードを達成しました。
ゲームだけでなく、プレイヤーの行動分析も
またゲームコンテンツだけでなく、根本的なVR技術についても取り組みを進めています。データ分析ツール「Ghostline」では、VRゲーム内でのプレイヤーの行動を分析し、より良いVRゲーム作りに活用しています。またVR内での移動技術「Telepath」を開発し、テレポートからさらに没入感を高めた移動方法を探っています。
これまでのエンターテイメントを超える
今回の資金調達を受けて、同スタジオは次のステップを”本物だと信じられるVRの開発”としています。VRとAIを組み合わせ、新しい次元でのキャラクターとのインタラクションを実現するということです。まだ正式に発表されていませんが、次回タイトルも検討中とのこと。
Aldinは次のタイトルについて「プレイヤーはファンタジーの世界に入り、VRでしか実現できないような方法でキャラクターと出会える。VR/ARとAIを使い、これまでスクリーンの中で実現してきたエンターテイメントを超える」としています。
次回タイトルは今年末に発表予定です。
(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。