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活用事例 2017.07.25

普通は見えない「空気の流れ」を可視化 MR技術を活用

新菱冷熱工業株式会社と、株式会社ソフトウェアクレイドルは、数値流体解析による気流シミュレーション (CFD) の結果を、MR技術で可視化するシステムを共同開発しました。

本システムは、Microsoft社のMRデバイス「HoloLens」を利用し、空気の流れを視認できるようにするものです。

空調設備を取り扱う新菱は、20年以上前からCFD技術を洗練させてきました。空気の流れを、コンピュータで解析する技術です。現在、顧客への設計提案や、既存の施設の課題抽出・改善案の検討に役立っているというこのCFDですが、複雑な解析結果を、迅速かつ正確に共有するためには多大な労力を要する、という難点もありました。

その難点を解消するため、新菱が導入したのが、AR、VR、MRなどの可視化技術を用いた、本システムです。実際に、以下のような利点があるとのこと。

・CFD気流解析による空気の流れを、実際の室内空間で視覚として確認できるため、解析結果を、より効率的で正確に共有することができる

・外部パソコンへの接続が不要なため、HoloLensを装着したまま室内空間を自由に動き回り、任意のポイントの気流を確認することができる

・データやデバイスの持ち運びも容易なため、CFDの解析結果があれば、あらゆる場所でCFDの可視化が可能

・一般的なCFD技術者であれば誰もが使うことができる

このHoloLensを用いたCFD可視化手法開発の第一弾として、同社の中央研究所内(つくば市)の施設において、制気口から吹き出す気流が可視化されました。なお、HoloLensは、国内の建設設備業として同社が初めて導入しました。

今後は、MR技術の機能強化をソフトウェアクレイドルと共同で進めていくとのこと。施工前に完成形を可視化する提案ツールの一つとして、HoloLensを使った仮想体験の提案も視野に入れているようです。

(参考)
新菱冷熱工業株式会 公式ホームページ(https://www.shinryo.com/news/20170720.html)


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