Lenovoが、米国内のXR事業部門を閉鎖したと報じられました。Skarred Ghostが情報源に基づいて報じたもので、企業向けXR事業を展開してきたThinkRealityブランドの米国拠点が対象です。Skarred Ghostは今回の報道にあたり、Lenovo広報へ直接問い合わせを行い、事実および声明内容を確認したと説明しています。レイオフの対象人数は明らかになっていませんが、大半の従業員が解雇され、一部は社内の別部署へ異動したとされています。
この報道を受け、Lenovoは公式声明を発表。声明では、XR市場においてAI対応ウェアラブルへの消費者需要が高まっていることを踏まえ、ThinkRealityブランドによるビジネス優先のXR戦略から、Motorola傘下での消費者向け路線へ転換すると説明しています。あわせて、AI PCやタブレット、スマートフォン、ウェアラブルを横断する「統合されたパーソナルAI体験」を提供する組織体制を新たに構築するとしています。
Lenovoは事業向けを中心に、複数のXR製品を手がけてきました。2016年発売のWindows Mixed Reality対応ヘッドセットを皮切りに、2018年にはスタンドアロン型のMirage Solo、2019年にはMeta(当時Oculus)向けRift Sの製造を担いました。2020年にはPicoと共同開発した教育向けヘッドセットLenovo Classroom 2 VR、2021年には法人向けARグラスThinkReality A3を投入。2023年発売のThinkReality VRXは、パンケーキ型レンズを採用した数少ない法人向けMRヘッドセットの一つで、2025年には第2世代のLegion Glassesも発売しています。
2026年のCESでは、AIグラスのコンセプトモデルを公開。重量45gで、バッテリー駆動時間は最大8時間、翻訳機能や通知集約機能を備えるとされています。声明にMotorolaの名称が含まれていることから、Skarred Ghostはこのコンセプトが将来Motorolaブランドの製品として展開される可能性を指摘していますが、現時点で公式な確定情報はありません。
参考
Road to VR
Skarred Ghost
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