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企業動向 2026.07.07

スマートグラスEven G2のEven Realities、テンセントらから1.5億ドルの資金調達

2026年7月6日、中国・深圳のEven Realitiesは、MeituanとTencentが主導するPre-Bラウンドで資金調達を完了したと発表しました。調達額は1億5,000万米ドル、企業評価額は10億米ドルとなりました。

多くの企業がカメラ搭載型のスマートグラスを開発する中、Even Realitiesはカメラを搭載しない「ディスプレイファースト」という方向性を追求してきました。ユーザーの視界に必要な情報を直接表示し、プライバシーを損なわない設計で差別化を行っています。調達した資金は、こうした次世代スマートグラスプラットフォームの開発、AI統合の強化、グローバル事業の拡大に活用されます。

フラッグシップとなるスマートグラス「Even G2」は、2025年末に発表し、2026年に全世界への出荷を開始しています。40g未満にするという軽量さへのこだわりで作られており、重量は38g。カメラを搭載せず、メガネに組み込まれたヘッドアップディスプレイで情報を表示します。連携するスマートリング「Even R1」は、リング表面をタッチパッドとして使い、タップやスクロールで操作できます。カメラや外向きの録画機能を持たない設計は、プライバシー保護を製品設計自体に組み込むという考えに基づきます。Even G2のユーザーは1日平均8〜10時間着用。ユーザーの半数以上、開発者コミュニティの約80%は米国にいるとのこと。

創業者兼CEOのウィル・ワン氏は、AppleでiPhoneやApple Watchの開発・量産に携わった経験を持っています。同氏は、必要な情報を必要な場所で自然に得ながら、目の前の世界への意識も保てる未来を目指すと述べました。

Meituanのパートナーであるワン・シンユー氏は、AI革命でスマートフォンに代わる新しいインターフェースが求められており、その有力候補がスマートグラスだとコメントしました。多くの企業がスマートフォン時代の発想で機能を積み重ねる一方、Even Realitiesは必要最小限の機能からAIとの自然な関わり方を見直していると評価しています。

ワン氏は、これまで世に送り出してきた製品によって自社の考え方の正しさは示せたとしたうえで、人々がより自然で実用的な形で情報にアクセスできる方法を今後も追求していく考えを示しました。

参考

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