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VR体験施設 2026.06.29

【体験レポ】“隠れて”生き残れ!VR版の『逃走中』でハンターの恐怖を体感してきた

あなたは、あの「ハンター」から逃げ切ることができるか――。

フジテレビの人気番組『逃走中』の世界を体験できる次世代型VRイベント『逃走中リミナルワールド VR空間で逃げ切れ』が、2026年6月27日(土)から9月27日(日)にかけて、お台場のダイバーシティ東京 プラザ 6F ABALにて開催されます。

「あの『逃走中』を実際に、しかもVRで体験できる!?」という話題性もあり、ネット上でも注目を集めていた本イベント。完全クリアで100万円の賞金がもらえる特別企画の開催も発表され、XやInstagramではこぞって応募する人々の様子が見られました。

リアルの賞金企画もあるとなれば、気になるのはその難易度です。また、「そもそも『逃走中』のVRコンテンツって、実際どんな感じなの?」と、まだイメージしきれていない人も多いのではないでしょうか。

挑戦するにあたり、ゲームスキルは必要なのか。確保された時点でゲームオーバーになるのか。友達と一緒に行って楽しめるのか。そのような疑問にお答えすべく、本記事では『逃走中リミナルワールド』の先行体験レポートをお届けします。

『逃走中』だけど走らない!? 不気味な異世界「リミナルスペース」で隠れて生き残れ!


『逃走中』といえば、2004年から続くフジテレビのゲームバラエティ番組。現在は世界各国で放映され、アニメや映画にもなっている大人気コンテンツです。

番組で「逃走者」としてゲームに参加するのは、芸人、タレント、俳優、アーティスト、アイドル、スポーツ選手、YouTuberなど多彩な顔ぶれ。制限時間がゼロになるまで「ハンター」から逃げ切ると、賞金が獲得できます。

基本的には「鬼ごっこ」のようなシンプルなゲームですが、アイテムやギミック、ミッションや「自首」といったさまざまな要素も存在。一筋縄ではいかないゲーム性や、そこで繰り広げられるドラマも魅力のコンテンツとなっています。

そんな『逃走中』の「VR版」とも言える新作が、『逃走中リミナルワールド』です。

本作の舞台は、番組で見られるような街中やテーマパークではなく、バーチャル世界のリミナルスペース。ネットミームとしてもおなじみ(?)のちょっと不気味な異世界で、ハンターたちからの逃走劇が繰り広げられます。

ただし、本家『逃走中』とは異なるポイントもいくつかあります。

その最たる違いが、「体力勝負の追いかけっこではない」こと。『逃走中リミナルワールド』の目的は、ハンターの脅威から“走らず”に“隠れて”生き残ることにあります。

VRヘッドセットを装着して飛び込んだリミナル空間の中を、自分の足で、歩いてハンターから逃げ切らなければなりません。言い換えれば、運動能力やゲームスキルは必須ではないため、アクションゲームに慣れていない人でも気軽に挑戦できます。

必要なのは、観察力と状況把握力、そして咄嗟の判断力。一度もハンターに捕まらずに逃げ切ると「完全制覇」の称号が与えられ、記念として名前と顔写真が掲載されます。

ハンターに捕まる=失格ではない?本家とは異なる立ち回りも考えられるVR版『逃走中』

ここからは、実際の体験の流れを見ていきましょう。

会場で受付を済ませたら、鍵付きロッカーに荷物を預けます。『逃走中リミナルワールド』は、手で持って操作する「コントローラー」は使わず、自分の足で歩いてプレイするタイプのVRコンテンツです。なるべく身軽な状態で挑みましょう。

続いて、“逃走者”としての参加登録を行います。

タブレット端末の前に立って、まずは注意事項をチェック。

好きな色のアバターを選び、顔写真を撮影します。撮影した写真は自身のアバターの顔部分に反映され、プレイ中は一緒に参加しているグループの仲間からも見えるようになります(※顔写真の撮影はスキップも可能です)。

(同じグループで参加している人は、お互いがこのようなアバターの姿で表示されます。別グループのプレイヤーは半透明の姿で表示され、顔写真も反映されません)

最後に、8桁のパスコードを設定。この数字はプレイ中に撮影した写真をあとでダウンロードする際に使用するため、覚えやすいものを設定しましょう。エントリーが完了すると入場券が発券されるので、記載されたQRコードをスタッフさんに読み取ってもらいます。

VRヘッドセットを装着し、スタッフさんからレクチャーを聞いたら、いよいよ『逃走中リミナルワールド』の世界へ飛び込みます。

スタッフさんから説明を聞いている時点では現実世界がまだ見えていましたが、会場の奥へと足を踏み入れると、そこはもう仮想空間。ゲームマスターを務めるクロノス社のAI「アシトス」から、世界観とルールの説明を聞きます。

アシトスの案内によれば、「タイムリミット(約15分間)まで逃げ続ける」「時間経過とともに報酬が増える」といった基本ルールは本家『逃走中』を下地としているものの、いくつかの違いもあるようです。

まず大前提として、ハンターに捕まる=失格ではありません。

接近してきたハンターに“確保”されると「檻」の中に飛ばされ、獲得ルナ(報酬)がゼロになりますが、一定時間が経過すると元の場所に復活。復帰後は、また時間経過とともにルナが増えていきます。「何回捕まったらアウト」という制限や、ゲームを途中離脱する「自首」の要素もありません。

つまり、「とにかく制限時間いっぱい逃げ回る」ことがこのゲームにおける基本行動であり、「いかに確保されず、ルナが高額な状態でタイムリミットを迎えられるかどうか」が最終スコアを左右します。本家とはまた違った立ち回りが重要になりそうですね。

迫りくる黒スーツの恐怖!「ステルス」を活用してハンターの視線から逃れよう

ルールの確認が済んだら、すぐにゲームが始まります。

逃走者が最初に降り立つのは、どこかの建物の廊下のような場所。周囲を見渡すまでもなく、おなじみの黒サングラス&黒スーツに身を包んだ「ハンター」の姿が目に入ります。

今にもハンターボックスから出てくるのではないかとドキドキさせられますが、どうやらここはチュートリアルエリアのようです。ハンター放出のカウントダウンが始まりますが、時間にはかなり猶予があり、右手に見えるロッカーを開けるよう指示されます。

慌てずロッカーの前まで歩み寄り、取っ手の光っている部分に手を近づけると、扉が開きました。中に置かれていたアイテム「ボックス」に手を伸ばし、握るように手を動かして掴みます。

指示されるままにそれを床に向かって放り投げると、ミニチュアの部屋のような形状をした「ボックス」に吸い込まれる演出が入り、新しいエリアにワープ!

リミナルスペースを徘徊するハンターの視線を掻い潜り、エリア内のどこかに隠された「ボックス」を見つけて次のエリアへ移動する。これが、このゲームにおける逃走者の基本的な動きとなります。


(ロッカーの中だけでなく、段ボール箱の中にボックスが隠されているケースもあります)

もちろん、ボックス探しも一筋縄ではいきません。

序盤は比較的簡単で、光っているロッカーを開けばすぐに見つかりましたし、遮蔽物も多いため、油断さえしなければハンターに見つかることはありませんでした。

しかし、移動先の部屋の構造はさまざま。中には「これ、どこにも隠れられないのでは!?」と感じるほど遮蔽物の少ない部屋や、一本道のような空間に飛ばされて焦る場面も何度もありました。

また、ロッカーのギミックも次第に意地悪になっていき、「苦労してたどり着いたのに、何も入っていなかった」なんてこともしばしば。開ける際に「指定された順序で数字を押せ」という操作を求められることもあり、ボックスにたどり着くにも一苦労です。

何より怖いのが、ハンターの存在です。当初こそ「なーんだ、隠れたら意外と簡単にやり過ごせるじゃん」と思っていたのですが……奴ら、思いのほか視野が広い!


さすがに「背中に目がついている」レベルではありませんが、「耳に目がついているのでは!?」と錯覚するほど、目ざとく逃走者を見つけて追いかけてきます。ハンターに捕捉されると警告音が響き、視界の周囲が赤く染まった状態でこちらに向かってくるので、正直めちゃくちゃ焦りました。

ただ、見つかったら最後、地の果てまで追いかけてくる……なんてことはなく、ハンターの視界から外れさえすれば追跡をやめてくれます。

もし近くに遮蔽物があれば、ハンターの視線を遮るように移動するだけでも効果的。完全に視界から外れると頭上に「?」を浮かべて、しばらく周囲を見渡した後にエリアの巡回に戻ります。た、助かった……。

(この絵面だけ見ると、ちょっとかわいい)

とはいえ、隠れられる物や壁がいつも近くにあるとは限りません。遮蔽物がほとんどない部屋や一本道もあるため、「急いで移動して隠れる」だけではどうしようもない場面が出てきます。

そこで役に立つのが、一時的に無敵状態になる「ステルス」機能。顔の前で手を合わせると、たとえ目と鼻の先にハンターがいたとしても、その視線から完全に逃れることができます。

ただし、ステルス状態でいられるのは、目の前に表示されているゲージがゼロになるまで。正確な秒数は計っていませんが、MAXで10秒あるかないかという短い時間です。

いざという時の緊急回避手段としては非常に便利ですが、ゲージを使い切るとクールタイムが発生。しばらく使えなくなるため乱用は禁物です。

筆者の場合、「ハンターの進路上でステルスを使った結果、どうあがいても視線から逃れられなくなり、効果が切れた瞬間に確保された」なんて場面もありました。隠れようと思えば隠れられる遮蔽物も近くにあったので、「やっちまった……」という絶望的な気持ちになりました。


確保されると「檻」のエリアに飛ばされ、ハンターの監視下で復活を待つことになります(複数人で参加している場合、アバターの上に「檻」のアイコンが表示されるので、仲間からも確保されたことがわかります)。

10秒程度でその場に復活できますが、報酬額はゼロから再スタート。説明にもあったように「確保=失格」ではないので、気持ちを切り替えて、今度は捕まらないよう慎重に立ち回るようにしましょう。


(ちなみに一度もハンターに捕まらず逃げ切った場合、得られる報酬額は100万ルナ。この100万ルナが本作における最高スコアです)

制限時間がゼロになった時点で、ゲームは終了。ゲームマスター・アシトスのいる空間に移動し、自身が獲得した最終報酬額(スコア)が発表されます。

結果は会場外のモニターでも確認することができ、QRコードをリーダーにかざすと、称号とスコアが表示されます。グループで来ている場合は、お互いの結果を見せ合って感想を言い合ったり、記念撮影をしたりして楽しめそうです。

『逃走中』の番組を見ていて感じたハラハラドキドキを、実際の“体験”として味わえる

(会場に展示されていた、『逃走中』の番組内で使用している装置たち)

取材として体験させてもらった『逃走中リミナルワールド』でしたが、「思わず本気で挑もうとしてしまったくらいには、夢中になって楽しめた」というのが率直な感想です。

正直に言って、「走れない」ことのもどかしさはあります。めちゃくちゃあります。ハンターに見つかり、咄嗟に素早く隠れようとして、目の前に「走っちゃダメだよ」の警告アイコンが表示されたことも一度や二度ではありません。

ですが、そのもどかしさがあったからこそ、「ゆっくり歩いてしか移動できない状況で、いかにハンターに見つからずに先へ進むか」を試行錯誤する楽しさもありました。特に「手を合わせる」ことで発動するステルス機能の存在は、ただ「歩いて隠れる」だけではない、本作ならではのゲーム性を生み出しているように感じます。

それに、たしかに本家のように走ることはできないのですが、実際のプレイ体験としては、『逃走中』の番組を見ている時の感覚と非常に近いものがありました。

目的地の近くにハンターがいて、なかなか近寄れない焦燥感。
隠れているすぐ横を、ハンターが通り過ぎる瞬間のスリル。
ハンターが新たに放出された際に感じる、絶望あるいは期待。
タイムリミット間近に、ハンターが近づいてきた時の緊張感。

番組を見ていて感じた覚えのあるハラハラドキドキを、実際に自分の足で歩いて逃げ回る体験によって、自分ごととして味わうことができた。そんな実感があります。そもそも「あの“ハンター”から追われる」という体験ができること自体、魅力的に感じるファンもいるのではないでしょうか。

そうやって素直に楽しんでしまったことで、「もっと高得点を狙えたのではないか」という悔しさすら今は感じています。

筆者は「先へ進むために移動し続ける」という作戦で挑んだ結果、何度もハンターに確保されてしまいましたが、重要なのは「とにかく時間いっぱい逃げ切る」ことです。それを理解した今なら、もう少しうまく立ち回れるのではないか。そんなことを考えてしまうくらいには、個人的にもリベンジしたい気持ちが湧いています。

(ちなみにスタッフさんに聞いてみたところ、「ずっと同じ場所に隠れる」のは攻略法として非推奨とのこと。同じエリアにとどまっていると新たにハンターが放出されて見つかりやすくなるので、適度に移動するほうが良いそうです)

また、冒頭でも触れましたが、7月1日には1日限定の特別企画「逃走中リミナルワールド100万円チャレンジ」が開催されます。

この日は通常よりも難易度の高い「ハードモード」に設定され、一度もハンターに捕まらない「完全制覇」を成し遂げた逃走者には、なんと賞金100万円が実際に贈呈されます。応募・抽選はすでに終了していますが、はたして達成者は現れるのか……!

(聞くところによると、ハードモードでは単純にハンターの数が増えるだけではなく、挙動や能力も強化されるのだとか……?)

『逃走中リミナルワールド VR空間で逃げ切れ』は、ダイバーシティ東京 プラザ 6F ABALにて、9月27日まで開催されます。

あの『逃走中』の世界に没入したい人、ハンターに追い詰められる極限のスリルを体感したい人、友達や家族で協力プレイを楽しみたい人は、ぜひ挑戦してみてください。

『逃走中リミナルワールド VR空間で逃げ切れ』開催概要

開催期間 2026年6月27日(土)〜9月27日(日)
営業時間 平日 11:00〜19:00
土日祝 10:00〜20:00(8月は平日も20:00まで)
会場 ダイバーシティ東京 プラザ 6F ABAL(東京都江東区青海1-1-10)
料金(大人) 平日2,700円 / 休日3,000円
料金(18歳以下) 平日2,200円 / 休日2,500円
料金(小学生7歳以上) 平日1,700円 / 休日2,000円
ペア割(大人) 平日5,100円 / 休日5,700円
所要時間 約30分
対応言語 日本語・英語
主催 逃走中リミナルワールド製作委員会
公式サイト https://divercity.tosochuxr.abal.jp/release
公式X https://x.com/tosochu_vr
利用条件・注意事項 ※7歳未満の方、および身長110cm未満の方は体験できません。
※小学生(7歳~12歳)の方の体験には、保護者の同伴が必要です。
※安全確保のため、5cm以上のヒールなどを履いている場合は体験できないため、動きやすい服装や靴での来場が推奨されています。

© 2026 逃走中リミナルワールド 製作委員会



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