Metaが、全米の視覚障害を持つ退役軍人にスマートグラス「Ray-Ban Meta」を無償提供するプログラムを発表しました。対象は法的な視覚障害(法的盲目)を持つ13万人以上の退役軍人です。
このプログラムは、陸軍第82空挺師団の退役軍人ドン・オーバートン氏の体験が発案の契機となっています。オーバートン氏は湾岸戦争中にバンカー爆発で視力を失い、同時に自立した生活も失ったと語っています。その後Ray-Ban Metaを使用したことで自立を取り戻したと話し「メガネを着けた瞬間、自立を取り戻せた」と述べています。オーバートン氏はMetaのウェアラブルチームとともに、退役軍人の日常生活に役立つAI機能の改善にも携わってきました。
Ray Ban Metaには、音声操作とカメラによって、目の前に映っている物体が何かを伝えたり、看板や文書を読み上げたりといった、日常タスクの管理するAI機能が搭載されています。
MetaのCTOアンドリュー・ボスワース氏は「退役軍人に、周囲の世界を認識できる技術を提供できることは深い名誉です」と述べています。本プログラムはBVA、Tunnel to Towers、Homes for Our Troops、Lighthouse Guildなど複数の支援団体と連携して実施。サポート体制として、BVAとTechSoupによる月次ウェビナー、全米各地での対面イベント、BVA作成のトレーニングガイドが用意されています。
対象の退役軍人は専用サイトから申請できます。退役軍人支援団体はTechSoupを通じて申請することで、所属メンバーへの配布を支援できます。


