阪神高速トール大阪は、料金所スタッフ向けの安全教育に「ETCバー復旧対応」VRコンテンツを導入しました。年間約800名が体験する研修ツールとして活用されています。開発はエスユーエスが担当しました。
導入の背景には、先行して提供された料金所業務の基本行動VRコンテンツが現場で評価されたことがあります。より危険を伴う実作業の訓練として、追加開発が行われました。阪神高速トール大阪の安全作業マニュアルをVR教育システムに直接組み込む形で構築されており、現場の状況を精緻に再現した訓練環境を実現しています。開発期間とコストの削減も両立しています。
訓練の質を高める工夫の一つが、ハンドトラッキング技術の向上です。タッチパネルやリモコンのボタンを指で直接押す操作、ETCバーの物理的な軸に沿って動かす操作など、実際の作業に近い動作を体験できます。
もう一つの特徴が、失敗時の即時リトライ機能です。作業手順を誤った場合、その場で原因を確認してやり直せます。ガイドに従って手順を反復することで、正しい動作を効率よく身につけられます。
開発元の株式会社エスユーエスは、現場マニュアルをVRに組み込む開発手法は、ゼロからの構築に比べて時間とコストの削減につながるとしています。危険を伴う様々な現場の安全教育への応用が期待されます。


