2025年10月16日、Snapchatを運営するSnapは年次の開発者向けイベント「Lens Fest 2025」を開催しました。SNS向けのコンテンツを制作する開発者向けのカンファレンスですが、発表の中には同社のARグラス「Spectacles」に関連するものもありました。Snapは、「Specs」という名称で2026年にARグラスの一般向け発売を計画しています。
現在配布されている開発者向けSpectaclesで制作されたコンテンツは、将来の一般向けモデルでもそのまま利用できるとしています。これにより、開発者は将来を見据えたAR体験の制作を進めやすくなります。
一般販売に先立ち、9月には新しいシステム「Snap OS 2.0」が導入されています。Snapは改めてSnap OS 2.0の内容を紹介。Spectaclesにブラウザが導入され、WebXR対応となりました。また、新しいユーザーインターフェース開発用の「UI Kit」や、スマートフォン連携を強化する「Mobile Kit」が追加されています。
新機能としてLens Festでは、移動中の利用を安定させる「Travel Mode」や、視線を向けるだけで眼の前の相手とARコンテンツを同時体験できる「EyeConnect」などの機能も搭載されることが発表されました。これらにより、より自然で快適なAR体験が可能になるとしています。
AR開発者の収益化を支援するため、「Commerce Kit」が新たに導入されました。これにより開発者は、自作のARレンズ「Lenses」内でデジタルグッズの販売やプレミアム機能の提供を行い、直接収益を得ることができます。
また、ARとAIの両分野を支える基盤として「Snap Cloud」が発表されました。
Supabaseとの提携により構築されたこのクラウドサービスは、即時API、エッジ処理、安全なデータ保存、リアルタイム通信などの機能を備えています。開発者はこれらを利用し、より表現力の高いAR体験を構築できるようになります。
「Spectacles」はARとAIを融合したウェアラブルコンピューターとして位置づけられています。ナビゲーション、料理、修理、学習、翻訳など、日常のさまざまなシーンにARを組み込むことができます。すでに「Star Wars: Holocron Histories」や「Synth Riders」、「Paramount’s Avatar: The Last Airbender」などの体験が提供されており、
今後はFigma、Tripadvisor、Mastercardなどによる新しいLensコンテンツの登場も予定されています。Snapは2030年までにSpectaclesが広く一般ユーザーに普及すると見込んでいます。
参考
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