iFixitは、MetaのAIグラス「Meta Ray-Ban Display」の分解レポートを公開しました。レポートでは内部構造の詳細や修理の難易度が明らかにされています。本製品はMetaが初めてヘッドアップディスプレイ(HUD)を搭載したスマートグラスで、2025年9月18日に発表され、米国では9月30日より発売されました。(日本では未発売)
Meta Ray-Ban Displayは、メッセージの表示や返信、ナビゲーション、写真・動画撮影時のビューファインダー機能に対応。さらに、Metaの「Meta AI」を搭載し、音声でのインタラクションや翻訳、地図などを利用できます。ディスプレイはフルカラーの高解像度で、必要な時だけ表示され、不要時には自動的に消える仕組みです。
iFixitのレポートによると、交換が最も必要とされる部品はバッテリーです。右アームの接着部分を分解する必要があり、内蔵バッテリーの容量は960mWhとされています。交換を行うと、防沫性能(IPX4)が損なわれる可能性があるとのことです。iFixitは分解作業について「かなり厄介だが不可能ではない」と評価しています。なお、本製品は公称では1回の充電で最大6時間使用でき、充電ケースを併用すれば最大24時間利用可能です。
さらに、分解の結果、主要な内部コンポーネントが確認されました。デュアルスピーカー、マザーボード、Snapdragon AR1チップセットなどが搭載されており、特にLCOS(液晶オンシリコン)方式のライトエンジンはCTスキャンによると、かなり精密な構造になっているとのこと。これはMetaが小型化をかなり重視していることを示しています。
今回のレポートは修理手順を示すものではなく、純粋な分解調査に重点が置かれています。内部部品の多くはカスタム設計で、現時点では交換部品の入手ができません。スマートグラスは構造上の制約から修理が難しいですが、将来的に販売規模が拡大すれば交換部品の供給が期待できるかもしれません。
参考
https://www.roadtovr.com/meta-ray-ban-display-reparability-is-predictably-bad-but-less-than-you-might-think/
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