Rogue Labsは、Apple Vision Pro向けの新アプリ「Flight Sight by Rogue Aviation」を発表しました。本作はBlackmagic Designの制作ワークフローを活用し、同社の8Kカメラ「URSA Cine Immersive」でコックピットを撮影。ヘリコプターのパイロット席から操縦を体験できる内容となっています。
「Flight Sight」は、安全性の向上や訓練コスト削減を目的に設計されています。空港を再現したバーチャル空間で、インタラクティブに学べる仕組みを用意し、3Dヘリコプターモデルや到着・出発ルートを可視化するマップ機能も搭載しています。訓練生に加え、観光客向けの体験としても利用可能です。Rogue Labsのシニア・プロダクトマネージャーであるコリー・ウォルター氏は、Apple Vision Proの性能とステレオ映像を組み合わせた訓練用プラットフォームの価値を強調しています。
コンテンツ制作には、空間ビデオ用シネマティック8Kカメラ「URSA Cine Immersive」が採用されました。撮影場所となるヘリコプターのコックピットは狭く振動が多いため、従来の空間ビデオコンテンツの制作向けカメラでは撮影には不向きでした。
Blackmagic Designによると、URSA Cine Immersiveは8K解像度の広視野3D映像を最大90fpsで撮影でき、16段階のダイナミックレンジにより明暗差の大きい場面でも鮮明な映像を撮影できたといいます。カメラは片目あたり8,160×7,200ピクセルのデュアルセンサーを搭載し、約3万ドルで販売。日本国内でも正規販売されています。
制作過程ではMac版の最新DaVinci Resolve Studioを活用。ポストプロダクションでの品質向上に繋がりました。Apple Vision Proの高精細ディスプレイにより映像は没入感の高い仕上がりとなっている、とのこと。Rogue Labsのバーンズ氏は、URSA Cine ImmersiveやDaVinci Resolve Studio、Apple Immersive Videoを組み合わせた制作体制が、解像度や没入感で従来のソリューションを超える品質を実現したと述べています。
