クアルコムは日本時間6月11日に米国で開催されているAWE USA 2025にてAIグラス向けの新たなチップセット「Snapdragon AR1+ Gen 1」を発表しました。AIグラスは、AIカメラを搭載し、AIとのコミュニケーションを主軸に据えたスマートグラスです。
クアルコムのチップセット「Snapdragon AR1」は、全世界で200万台以上を売り上げているAIグラス「Ray-Ban Meta」にも搭載されています。さらにAIグラス向けに特化された「Snapdragon AR1+ Gen 1」は、スマートグラスの形状に搭載するために小型化や省電力を追求。前モデルよりも26%小型化し、電力消費を7%抑える設計となっています。カメラを搭載するため、暗所でのテキスト識別など画像処理にも特化しています。
さらに、オンデバイス(デバイスのみ)で言語モデルを処理するNPUを含んでいます。クアルコムによれば、10億パラメータまでの言語モデル(Small Language Model)に対応。13トークン/秒の処理を行います。
AWE USA 2025の壇上でクアルコムはオンデバイスAIのデモを披露。音声認識と言語モデル、テキスト読み上げがAIグラス上で動くことをデモしました。
クアルコムは、これまで様々なXRデバイス向けのチップセットを提供してきました。Meta Quest 3のようなMRヘッドセット向けの「XR2」シリーズやARグラス向けの「AR2」シリーズなど、デバイスの多様化に合わせてラインナップも拡大しています。
AIグラス向けを銘打った「Snapdragon AR1+ Gen 1」が、どの企業のデバイスに搭載されるかは現時点では不明ですが、近々登場することが予想されます。


