一体型VRHMD用アイトラッキング Oculusの新特許公開

VRヘッドセットによるアイトラッキング機能は、視線や表情をVR上のアバターに伝えたり、視野の中心部のみ高解像度のレンダリングを行うフォービエイデッド・レンダリングなどさまざまなアプリケーションで使うことが期待されています。Oculus社は2016年、アイトラッキング機能を開発していたEye Trive社を買収しました。その直後に出願された新たな特許が先週公開されました。本特許によると一体型のVRヘッドセット用のアイトラッキングデバイスについて触れられています。

各社が開発を進めるアイトラッキング機能

アイトラッキング機能は、VRゲームなどのエンターテインメントコンテンツのみならず、さまざまな用途に使用できることが期待されています。例として、視野の中心部のみ高解像度のレンダリングを行い、周辺部は低解像度で描画するフォービエイデッド・レンダリングに用いることができ、処理負荷を大幅に削減できます。また、ソーシャルVRのような人の感情を伝えることが重要なコンテンツにおいて、効果的に視線や表情を伝えることができます。

公開した特許はバッテリーを備えたアイトラッキングデバイス

先月公開され、2016年末にOculusによって提出された特許は「アイトラッキングのためのデバイス」であり、「デプス測定器」という名前でユーザーの目とヘッドセットとの距離を測定する機構が含まれています。また、「眼の位置に基づいて選択された1つ以上の画像を表示するように構成された表示装置」として、ユーザーの視線に基づいて何らかの反応を行えることが示されています。

この特許によると「コンパクトで軽く、かつ正確な」アイトラッキングの必要性があることを述べており、本特許の手法を用いることでそれらの特徴を踏まえた上で、低電力で長いバッテリー寿命を実現すると述べられています。

Oculusは、PCと接続して使用するRiftを発売しており、バッテリーは必要ありません。本特許はおそらく、Oculusが開発しているケーブルレスのスタンドアロン型VRヘッドセット向けに考えられた特許だと思われます。

本特許はOculusがThe Eye Tribe社を買収したわずか2日後に出願されました。現在は、FacebookのVRチームが主導してこれらの技術開発をしていると思われますが、買収した効果がいつ現れるかはまだ明確になっていません。

アイトラッキング機能を搭載しているヘッドセットは、日本を拠点とするFOVE社が開発した「FOVE 0」、各社のヘッドセットに組み込みことができる「SMI Social Eye」、先週発表されたHTC Vive専用トラッキングデバイス「aGlass」など各社で開発が進められています。

Oculus Patented New Eye Tracking Device Days After Acquiring The Eye Tribe – (英語)
https://uploadvr.com/oculus-patented-new-eye-tracking-device-days-acquiring-eye-tribe/