空間を認識して音で知らせる 視覚障碍者向けHoloLens活用

ポーランドに本拠地を置くHoloLens用ソフトウェア開発者のJavier Davalos氏は、複合現実(MR)のヘッドセットが視覚障碍者の補助をする可能性を示しました。

音を使って周囲の状況を知らせる

Davalos氏は、音を用いて周囲の環境を伝えるアプリを作成し、それを実演する様子をYouTubeで公開しました。このアプリはMicrosoftのMRヘッドセットHoloLensを使用したものです。

デモでは、部屋を空間的にマッピングし、現在見ている方向の物体までの距離を音で伝えています。音は物体までの距離によって大きくなったり小さくなったりします。これは、コウモリが超音波を出してその反響で障害物を見つけたり食物の位置を突き止めたりするのに似たアイデアです。

「モノラルモード」にすると、前にどんな物体があるかによって聞こえてくる音が変わるようになります。床同士でも異なる音が聞こえるようになり、物体ごとに違った音が発せられます。この機能を利用すればモノを区別することができるようになるでしょう。

「ステレオモード」にすると、物体の情報がよりはっきりと伝わるようになります。目の前の二点の情報が両耳にそれぞれ発せられ、物体の輪郭や壁の端がわかるようになるなど、物体の認識レベルがより高まります。頭を左右に振ると、情報がスキャンされたようになり、よりはっきりとした部屋の形状が理解できるようになるでしょう。

さらに、簡単な音声コマンドも実装されており、距離や方位、階段の段数を尋ねることができます。

Davalos氏は視覚障害を持つ人の協力も求め、アプリの改良を意欲的に進めているようです。彼のプロジェクトがどのように進んでいくのか楽しみですね。

(参考)
This HoloLens App Can Help The Visually Impaired Navigate(英語)
http://vrscout.com/news/hololens-app-visually-impaired-navigate/

※Mogura VR は、VR Scoutとパートナーシップを結んでいます。

この記事を書いた人

  • キタイ

    情報系大学生。GAME ONでPSVRを体験して以来VRに関心を持つようになりました。いろいろな事に興味をもって勉強するように心がけています。HTC Vive購入しました

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