PC向けVRヘッドセットが完全無線化するのは2018年に

現在、PC向けのVRヘッドセットは有線で接続されており、最大でも部屋サイズしか自由に移動することができません。すでに無線化を実現する周辺機器が複数登場していますが、完全無線化は2018年になるとの見方が示されました。

これは、Valve社のCEO、ゲイブ・ニューウェル氏がゲームメディアGamastraにて明らかにしたもの。Valve社はHTC社とともにHTC Viveを開発した企業です。

将来的には家を歩き回る「ハウススケール」へ

ニューウェル氏は、「現在はVRで部屋サイズの移動しかできないが、将来的には家サイズの移動が可能になる」と、部屋サイズのVR体験“ルームスケール”の次の概念として“ハウススケール”について言及しました。

鍵となる無線化

VRヘッドセットを装着したまま家中を歩き回る……。夢のような、不思議な体験ですが、その実現のために重要な課題の1つが「PC接続の無線化」です。

すでにTPcast社などからHTC Vive向けのワイヤレスキットが2017年中に発売予定ですが、ニューウェル氏によると「ワイヤレス機能がヘッドセットに組み込まれるのは2018年」とのこと。ワイヤレスキットはHTC Viveと通信を行うモジュールをヘッドセットに、バッテリーをポケット等に装着する必要があり、VRヘッドセットへの組み込みは理想的です。

他の技術にも期待

Valveは、2016年10月の開発者向けイベントで、手の動きを再現するコントローラーを展示しました。また、VRでの移動を可能にする仕組み「Lighthouse」の新たなデバイスを発表しています。

VRにいるときは現実のことを忘れているとは言っても、無意識的にケーブルのことを意識しているものです。無線化が実現し、ケーブルから開放されて自由に動き回れるようになると、よりVRに意識的に没入できるようになります。

https://www.youtube.com/watch?v=CJYsHQx89HE

(参考)
Gamastra
http://www.gamasutra.com/view/news/291225/Gabe_Newell_opens_up_about_Valves_VR_plans.php

Road to VR
http://www.gamasutra.com/view/news/291225/Gabe_Newell_opens_up_about_Valves_VR_plans.php

※Mogura VRはRoad to VRとパートナーシップを結んでいます。

この記事を書いた人

  • 慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

Mogura VR編集部では、インターン・ライター・編集者を募集しています!
現在、インターンの募集も積極的に行っております。応募はこちら!

応募ページへ

そのほかの業務については、詳しくは募集ページをご覧ください。

募集ページへ