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テック 2017.03.06

位置トラッキング可能な一体型VRヘッドセットPico Neo CV 開発者用SDKを今後展開

VRを楽しむために高性能なスマートフォンやPCを用意するのは、お金がかかってしまいますし煩わしいことです。そこで今、ヘッドセット単体でVRを楽しめる、スマートフォンもPCも使わない一体型のVRヘッドセットがさまざまな企業から登場しています。

中国のピコインタラクティブは、自社のVRヘッドセットである「Pico Neo CV」のソフトウェア開発キッド(SDK)に関する詳細を発表しました。

位置トラッキングを備えた一体型VRHMD「Pico Neo CV」

「Pico Neo CV」は完全に独立したヘッドセットで、PC、スマートフォンを必要としません。また、クアルコムのSnapdragon 820プロセッサ、Snapdragon VR SDK、1.5Kの90Hz VRディスプレイ、Hi-Fiスピーカーを搭載しています。

最大の特徴は、前面に組み込まれた単眼のレンズで位置トラッキングができること。いわゆるインサイドアウト方式を採用し、外部カメラ不要でVRの中を自由に動くことができるようになります。

今回詳細が発表されたSDKには、マルチインタラクションコントローラのサポートや6軸ジャイロセンサーのトラッキングといった機能があり、開発者は360度ビデオやVRゲームを作成できるようになります。さらに、SDKには他のプラットフォームのソフトウェアから「Pico Neo CV」への移植を可能にするUnityプラグインも含まれています。

ヘッドセットの商用バージョンは2017年中に販売を開始する予定で、GDCでも展示を行っていました。

(参考)
Pico Interactive Announce Software Development Kit for Pico Neo CV Headset(英語)
http://www.vrfocus.com/2017/03/pico-interactive-announce-software-development-kit-for-pico-neo-cv-headset/

※Mogura VR は、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。


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