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遠隔コミュニケーション 2017.06.21

ISID、VRを活用した「3D車両モデル共有システム」をトヨタ自動車向けに開発

株式会社電通国際情報サービス(ISID)は、トヨタ自動車株式会社向けに、VR技術を用いて遠隔地間で3D車両情報を共有するシステムのプロトタイプの開発を発表しました。

今回発表されたシステムは、離れた複数の拠点にいるユーザーがヘッドマウントディスプレイを装着することで、VR空間上に配置した実物大の車両モデルを共有し、コミュニケーションを図ることができます。

本システムには、3Dゲーム開発プラットフォームの「Unity」とオンラインゲームなどで使用されるネットワークエンジン「Photon」を利用しており、遠隔地間のリアルな3D車両情報の共有環境を実現させています。

自動車業界では、新車の市場投入などに際して、その特長や構造を分かりやすく関係者に共有するための教育を重要なテーマとしており、グローバルかつ多数の拠点を対象とした教育には、多大なコストと時間がかかってしまいます。

そこで、トヨタ自動車とISIDは本システムを開発し、車両に搭載された新しい技術をVRを用いて体験することで、商品への理解を深めてサービスの向上を目指すとのことです。

本システムは、2017年6月21日から23日に東京ビッグサイトで開催される「3D&バーチャル リアリティ展(IVR)」で展示されます。両社は今後、今回開発したプロトタイプをベースに、ユーザーの意見や要望を集めてさらなる改善を図り、2017年度中にトヨタの複数拠点において実証試験を行う計画とのこと。

出展の概要

イベント名

第25回 3D&バーチャル リアリティ展(IVR)

主催

リード エグジビション ジャパン株式会社

日時

2017年6月21日(水)~23日(金) 10:00-18:00 〔23日(金)のみ17:00終了〕

会場

東京ビッグサイト 東京都江東区有明3丁目11−1

展示ブース

株式会社クレッセント 展示ブース(小間番号東1ホール 45-30)

本イベントの詳細は、こちらのページから見ることができます。

(参考)
ニュースリリース


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