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活用事例 2016.11.16

過熱する中国のVR 「独身の日」前後で売上1,000万円以上のデバイスも

11月11日に行われた中国最大のオンラインショッピングイベント「双十一」は、開始から52秒で売上が10億元(約157億円)を超え、1時間後には353億元(約5,574億円)を超えました。

双十一に先立ち、11月1日にアリババ・グループがVRショッピングアプリ「BUY+」を公開し、VRショッピングは注目を集めていました。しかし、今回の双十一では「BUY+」はほとんど使用されなかったとのこと。アリババ・グループによると、「BUY+」は16日から一時停止するとのことです。

BUY+

なぜ「BUY+」は「双十一」でユーザーに使用されなかったのか、その原因は「BUY+」の使用感にあると思われます。年間最大の商戦ともいえる双十一で自分の気に入った商品を素早く手に入れるために、消費者は支払の際に最大限の便利さを求めている背景があるのです。

「BUY+」があまり使用されなかったことから、VRショッピングはまだ日常に馴染んでいないことが伺えます。それでは双十一前後でVR関連製品の売上はどうだったのか。11月1日から15日の12時までの期間中、中国国内における代表的なVRメーカーの売上は下記のとおりです。

暴風魔鏡(Uvistar)
売上:836278元(約13,211,264円)

Deepoon VR(大朋VR)
売上:738608元(約11,668,303円)

小派VR(pimax VR)
売上:472851元(約7,469,955円)

小鸟看看(Pico VR)
売上:446190元(約7,048,773円)

IDEALENS
売上:59483元(939,694円)

3Glasses
売上:9396元(148,435円)

これらVRメーカーの売上合計は257万元(4,060万円)。これは双十一の開始から12時間の売上の0.003%程度となっています。

(参考)
双十一的1207亿销售额里面国内VR收入几何
http://news.87870.com/xinwennr-16144.html

※Mogura VR は、87870.comとパートナーシップを結んでいます。


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