VRコンテンツスタジオのChicken Waffleは、「WebXR」を活用するデベロッパーやパブリッシャー向けのプラットフォーム「XR Swim」をリリースしました。ユーザーは対応するブラウザから同プラットフォームにアクセスすることで、コンテンツをアプリなどの形でダウンロードすることなく、「WebXR」コンテンツを直接楽しむことができます。
「XR Swim」はWeb上のサービス。使用するために専用ソフトのダウンロードなどは必要ありません。2020年4月15日現在、 Google Creative Lab、 8th Wall、 A-Frameといったデベロッパーが制作したXRコンテンツを無料で体験可能。Chicken Waffleが手掛けるコンテンツ「Baby Hands」も、後日配信される予定(有料)です。
「XRコンテンツ特化のSteam」目指す
現時点では、「XR Swim」で提供されているコンテンツの多くはオープンソースで、ファイルのダウンロードとカスタマイズが可能です。Chicken Waffleによれば、将来的にはマーケットプレイス機能も実装され、クリエイターがXRコンテンツを販売することも可能になるとのこと。
今回の「XR Swim」のリリースについて、Chicken WaffleのCEO、Finn Staber氏は以下のようにコメントしています。
「XR Swim」は、いわばXRコンテンツに特化したSteamです。そこに「ゲーム」や「教育」「エンタープライズ」「エンターテインメント」「WebAR」などのジャンル区分を導入しています。
また「実験(Experiments)」ジャンルでは、未完成のコンテンツでも、興味深く有用な機能が実装されている場合は、デベロッパーは当該コンテンツを公開することができます。
(参考)VRScout
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