一般社団法人 XRコンソーシアム(旧VRコンソーシアム)は、新役員体制を発表しました。新体制での本格的な活動は2020年1月を目処に開始予定、取組は順次発表するとのことです。
VRコンソーシアム(VRC)は、クリエイターや企業、学術機関をつなぎ、VR業界のエコシステム構築をミッションに2015年4月に発足。昨今、ARやMRに取り組む企業が増え、業界の変化に合わせて名称を「XRコンソーシアム(XRC)」に変更しました。
VR/AR業界で広く活躍しているプレイヤーらが理事に
XRCは「日本のXR業界(VR/AR/MR)の代表団体として、国内外の業界窓口となり、XR業界の発展に貢献する」ことをミッションとして掲げ、XRに関わる多様なプレイヤーを業界内外を繋ぎ、エコシステムを強固にすべく取組を行います。
新役員体制に関して、XRCは「VR/AR業界において欠かせないハードウェア、プラットフォーム、ソフトウェアといった各レイヤーの連携が重要となっていることなどを鑑み、VR/AR業界で広く活躍されている方々を理事にお招きしました」としています。また、「これまで理事・監事としてご尽力いただいた皆さまには、今後も引き続きアドバイザーとして当団体を支えていただきます」とコメントしています。
VRコンソーシアム時代から継続して、代表理事にハコスコの藤井直敬氏、エンハンス代表の水口哲也氏、メディアアーティストの落合陽一氏、エクシヴィの近藤GOROman義仁。新たに理事に就任したのは、VR体験施設「MAZARIA」などを展開するバンダイナムコアミューズメントの田宮幸春氏、HoloLensなどAR/MR開発で知られるホロラボの中村薫氏、PlayStation VRを展開するソニーインタラクティブエンターテイメントの吉田修平氏、XRスタートアップの支援を行うTokyo XR Startupsの若山泰親氏を迎えています。
なお、今回の発表とあわせてXRCでは、業界内外企業間のさらなる交流・マッチングを促進する法人会員制度の再開も告知しています。近々、法人会員の受付を開始するとして、関心がある企業の事前登録を募っています。
XRC 新役員体制
代表理事 |
藤井直敬氏(ハコスコ 代表取締役 デジタルハリウッド大学 教授) |
理事 |
・水口哲也氏(エンハンス 代表 慶應義塾大学大学院 特任教授) |
監事 |
荒井太一氏(森・濱田松本法律事務所 パートナー 日本及びニューヨーク州弁護士) |
エグゼクティブ・ディレクター |
久保田瞬 (Mogura 代表取締役、Mogura VR News編集長) |
XRC活動予定案
・VRクリエイティブアワードの開催
・勉強会等イベントの開催
・海外に対する国内主要業界団体としての窓口
・関係省庁に対する窓口
・事業者とクリエイターのマッチング機会の提供
・業界企業のサポート
(参考)XRコンソーシアム