中国の家電メーカーXiaomiは、北京で開催された新製品発表イベントで、スマートフォン向けVRヘッドセット「Mi VR」を発表しました。同社のスマートフォン向けのデバイスとなります。
外見はソニーのPlayStation VRと似ており、頭への装着方法は同様ですが、性能面ではサムスンとOculus が開発したGear VRと近いと考えられます。スマートフォンの端子と連結し、ヘッドセットに搭載された各種センサーが頭を動かしたときの快適性などをサポートします。
また、Mi VRは9軸センサーを搭載したモーション・コントローラーが付属、コントローラーにはタッチパッドも搭載しています。Mi VR自体の価格は199元(約3,000円)。中国向けに販売されます。
公開された画像等からは、16ms(ミリ秒)以下の低遅延を実現していること、Gear VRと同じく着脱を判定するセンサーがあることも分かります。
https://www.youtube.com/watch?v=YwGfqVpdIyc
なお、Mi VRは500以上の360度動画、30以上のアプリをローンチ時に予定。200以上のデベロッパーが中国版YouTubeとも言うべきサービスYoukuにてコンテンツを開発しています。Youkuは既に360度動画のアップロード・再生に対応。Mi VR向けのコンテンツストアは「Miui VR」という名称で展開予定です。
Xiaomiは、グーグルが11月より展開するプラットフォームDaydreamのパートナー企業としても名を連ねています。今回のMi VRならびに対応スマートフォンと関係があるのかは不明です。
(参考)
Xiaomi Unveils Low-Cost, Low-Latency VR Headset with Controller
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