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ゲーム・アプリ 2018.01.24

会員数1.3億人のゲームがVRに『World of Tanks VR』発表

全世界で全世界1.3億万人以上の会員数を誇るゲーム『World of Tanks』を開発、運営するWargaming社はモスクワのVR企業VRTechと提携し、VRゲーム提供会社「Neurogaming」を設立しました。そして「Neurogaming」初となるタイトルに『World of Tanks VR』が予定されています。

『World of Tanks』は戦車戦をテーマとした他人数参加型オンラインゲームです。ベラルーシに拠点を構えるWargaming社が2011年にスタートさせました。

『World of Tanks VR』は施設型VR狙いか?

今回、Wargamingと提携するVRTechは不動産VRや産業用のVRからコンシューマー用のVRコンテンツ制作まで幅広いVRコンテンツを制作している会社です。その中でも特に注目されているのが「CinemaVR」と「PolygonVR」です。「CinemaVR」は施設で体験するロケーションベースVR向けのプラットフォームで、マルチプレイや協力プレイに対応しています。「CinemaVR」はすでにロシアのショッピングモールで体験版を展示しており、18万人以上のプレイヤーが体験しています。

PolygonVR」はVRゲームでリアルタイムに使用できるモーションキャプチャーシステムで、ヘッドマウントディスプレイとOptiTrackというセンサーの付いたスーツ、バックパックPCを使用して比較的自由に動く回れる体験を実現しています。オンラインで遠隔地にいるプレイヤーの動きなども反映できるのが特徴的です。長時間のマルチプレイにも対応しており、eスポーツの側面からも注視されています。これらのシステムがタンクバトルである『World of Tanks VR』にどのように組み込まれているのか期待されます。

しかしオンラインタンクバトルが組み込まれた『War Thunder』ではすでにVR対応をしています。車長や砲手の目線でリアルな戦場を味わえますが、完全対応ではないため酔いなどの対策があまりとられていません。そういったことが『World of Tanks VR』ではどのようになっていくのかが注目されます。

気になる今後の展開は

新しく設立された「Neurogaming」はWargamingと同じキプロスに本社を置いていますが、開発スタジオはモスクワにおかれます。また、2018年3月までにはアムステルダムとニューヨークに、今年中にはヨーロッパにもオフィスを増設することが計画されています。

現在のところ日本での展開は発表されていないため、今後の発表に期待です。また、『World of Tanks VR』の発売日や対応デバイスなどの詳細は不明です。

(参考)
https://www.roadtovr.com/developer-wargaming-to-bring-world-of-tanks-vr-to-vr-arcades/
Road to VR


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