サービス終了に伴い使用ができない状態となっていたVRヘッドセット「Windows Mixed Reality」(WMR)ですが、非公式ドライバ「Oasis」β版によって、再び活用できる環境が整いつつあります。
マイクロソフトは昨年、Windows 11において「Windows Mixed Reality」(WMR)のサポートを非推奨と発表。その結果、AcerやAsus、Dell、Lenovo、HP、SamsungといったメーカーのWMRヘッドセットは利用が難しくなっていました。
この課題に対応するため、マチュー・ブッチアネリ氏が非公式のSteamVR向けドライバ「Oasis」を開発しました。Oasisを利用することで、使えなくなっていたWMRヘッドセットを再び活用できるようになります。
OasisはWMRヘッドセットをSteamVRに直接接続するドライバーです。導入すれば、これまで必須だったMicrosoftのMixed Reality Portalを使う必要がなくなります。6DoFトラッキングに対応しており、ヘッドセットの位置や向きを正確に認識可能。モーションコントローラーの利用もでき、モノスコピックカメラによるパススルー機能にも対応しています。ただし、Bluetooth接続を使う場合はPC側の対応が必要です。
これに合わせてValveは、SteamVR Beta 2.13.1を公開。Windows 11 24H2以降の環境でWMRヘッドセットを利用する際には、Oasisドライバが自動的にインストールされる使用に変更されました。これによりOasisを知らなかったユーザーでも、追加設定なしでWMRヘッドセットをSteamVRで再利用できるようになります。
一方で、Oasisの利用には制限があります。現時点ではNvidia製のGPUにしか対応しておらず、AMDやIntel製GPUでは使えません。Oasisは現在無料で配布されており、導入や設定の手順はGitHubで公開されています。また、このドライバはブッチアネリ氏の個人プロジェクトであり、マイクロソフトの知的財産は使用されていません。
参考
https://www.uploadvr.com/steamvr-automatically-installs-oasis-driver-windows-mr-headsets/
https://www.uploadvr.com/oasis-steamvr-driver-revives-windows-mr-headsets-on-windows-11/
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