マイクロソフトは昨年、Windows 11においてVRヘッドセット「Windows Mixed Reality」のサポートを非推奨としました。この影響で、Acer、Asus、Dell、Lenovo、HP、SamsungなどのPC向けVRヘッドセットの多くが実質的に利用困難となっています。こうした課題への対策として、非公式のSteamVR向けドライバ「Oasis(オアシス)」が開発されました。
Oasisは、Windows Mixed RealityヘッドセットをSteamVRと直接接続するものです。このドライバを導入すると、従来は必須だったMicrosoftのMixed Reality Portal(専用のVR管理ソフト)が不要になります。また、位置と向きを立体的に認識できる6DoFトラッキングや、モーションコントローラーのサポートも予定されています。この情報はOasisの開発者であるマチュー・ブッチアネリ氏がGitHubで明らかにしています。
Oasisのリリース日は8月29日の予定です。ただし、正式リリースのためにはSteamを運営するValve社の承認が必要とされています。現段階で対応しているグラフィックカードは、Nvidia製GPUのみです。この理由についてブッチアネリ氏は、SteamVRがGPUのドライバと連携する仕組みが関係していると説明しています。また、同氏はAMDから必要な許可を得るのが難しいとも述べています。
このドライバはブッチアネリ氏個人のプロジェクトです。同氏は以前、マイクロソフトのMixed Reality部門でソフトウェアエンジニアを担当し、現在は同社のXbox Gaming Devices Ecosystemでファームウェア開発を率いています。なお、今回のOasisの開発はマイクロソフトとの守秘義務契約には違反しておらず、同社の知的財産も使用されていません。
参考
https://www.roadtovr.com/oasis-wmr-driver-release-date-microsoft-pc-vr/
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