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必見!今週のおすすめVTuber 2020.04.12

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(4月4日~4月10日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

金と銀のカレーライス

VTuber蟹は様々なもので料理をする、空想料理家。今までも「それ食べるの!?」というものを美味しそうに調理してみせましたが、今回の具材は多分今までの中でも飛び抜けて特殊。モアイ像、タージマハルなど、想像力に圧倒されてしまう。なぜそれを食べようと思ったのか。

普段の調理とは違う、特殊な素材収集も行われています。こんなものもできるんです、バーチャルだから。ざらついたビデオデッキで撮影した映像と、ゆったりしつつもシュールな語りが、不思議な料理への感覚を和ませ、美味しそうに見せてくれる。現代の自由な空想の童話、かもしれません。

【興味あるね】FF7のバレットの顔がレイちゃんになってるドッキリwww

https://www.youtube.com/watch?v=Q5AQR5mtM4k

おめがシスターズおめがレイは、ドッキリのためなら努力を惜しまなさすぎることで有名。以前はスパイダーマンのゲームの中に自分を仕込む、というネタでおめがリオをびっくりさせていました。
今回は、噂のFF7リメイクのネタ。ゲームプレイ実況中(実は動画をそれっぽく実況しているだけ)仲間の一人バレットがおめがレイになっている、という無駄に編集で凝りまくっている内容。流石にこれは露骨なので一発でおめがリオも気づいて大笑い。
ただしここでは終わらないのがおめがレイの仕込み。あとは実際に見てみてください。あらゆるハイクオリティな技術を無駄遣いして笑わせる。これがおめシスエンタテイメント。

【必見】Vtuberになりたい人は絶対に見ないでください

あおぎり高校がアップしたのは、渋い顔になりそうなVTuberあるある八選。高速で音霊魂子が「楽しいんだけどここが辛い」をまくしたてていきます。食を表現するのが難しい、スキャンダルに強いわけではない、手軽に始められない、などなど。

とはいえプラスな要素にもきちんと触れているので、そこまで見ていてしんどい内容ではないです。こういう苦い話をパロディ混じりで笑いに変えているのが見事。お手軽さ、という点でのSNSのように動かせる技術の進歩は、待ち焦がれますね。

あおぎり高校は3人で活動しており、最近はそれぞれチャンネルを持ち個別活動も行っています。こちらはメンバーの一人石狩あかり星乃めあのコラボMVは双方の力強い声が重なるロックな歌。2人のカラーである赤と青のコントラストもあいまって、しびれさせてくれます。

【もしも企画】桜の木の下で燦鳥ノムと出会ったら…【バーチャルお花見】

外出が出来ない春先。だからこそ燦鳥ノムとバーチャルで花見をしよう。一人で桜を見ていたところ、燦鳥ノムが横にやってきて、2人でゆったりお話する、というシチュエーション動画。清楚可憐な彼女とすごす一時、癒やされます。

今回の燦鳥ノムの動画の見事なところの一つは、自社であるサントリー製品の宣伝を、嫌味なく差し込んでいる部分。元々サントリーのVTuberとして生まれたので、広告塔的な役割は必須。しかし燦鳥ノムは「宣伝動画」という構造はとっておらず、動画のやり取りの中で自然に織り込むようにしています。

以前もシチュエーション動画でさりげなく織り込まれていました。印象に残るアイテムなので、広告としてもしっかり成功しているはず。絶対に本人のイメージは崩さない、とても愛されて育まれている、理想的な企業によるVTuberです。

ホロライブの女子ライバーたち、それぞれの悩み

https://www.youtube.com/watch?v=xa4E2wSe_A0

桐生ココ湊あくあが、RAFTという海原をいかだで漂うゲームを2人でプレイ。その際2人きりだからこその、今の自分たちの活動状況について、赤裸々に対談を始めます。湊あくあは真剣になりすぎて、プレイキャラが途中で死ぬほど。
2人の悩みは「配信では自分たちの好きなことを好きにやってもいいのか?」というもの。視聴者目線では「プロのエンターテイナーならしっかり楽しませてほしい」というものもあれば「女の子が楽しそうに好きなことをやっているのを見たい」という意見もある。そのどちらもわかる。どうしていくのがベストなんだろう…という悩みを2人がじっくり、かなりオープンに語り合います。湊あくあは登録者数40万人の大人気バーチャルライバー。迷いの重さは計り知れない。

毎朝歌投稿をしている4期生の角巻わためと桐生ココの対談も、ぶっちゃけたトークでした。今早朝にやっているニュース番組「あさココライブ」は、早朝6時でも同時視聴者2万人近く、再生数10万越えの超人気番組になっています。喜ぶべきことですが、これが本来のやりたかったことのキャパを大きく越えてしまっていて、準備もネタもパンク寸前。いつまで続けられるんだろう、という悩みを角巻わために桐生ココは吐露します。角巻わためもまた、早朝に歌動画をアップしながら、毎日のように桐生ココとフォローしあっている存在。桐生ココは彼女を「相棒」と呼んでいます。
裏話やメタ話が苦手な方もいると思いますが、どちらもものすごくポジティブな、ホロライブメンバーたちの青春のぶつかりあいトークなので、是非見てほしいです。ちゃんと対談もエンタメにしているのが、3人のすごいところ。
一気に急成長しすぎて、今も異様な伸びを続けているVTuber界隈、特にホロライブならではの悩みが、この2つの配信から見ることが出来ます。どちらも応援したくなるトークです。

【30万人記念】初期のそらを振り返ってみるのそら!【ときのそら生放送】

https://www.youtube.com/watch?v=qTExU_CoCPA

ときのそらが登録者数30万人を突破しました。今回は初期のときのそらの配信を一緒に見ながら振り返るという内容。
彼女の経歴はVTuberの中でもかなり特殊です。2017年にデビューしたときのそら。当時はキズナアイや電脳少女シロのように動画を投稿するバーチャルYouTuberはいたものの、ときのそらの活動スタイルはリアルタイム3D配信。今でこそバーチャルライバーはたくさんいますが、当時は生配信主体のVTuberはほぼいませんでした。プラットホームもYouTubeではなかったこともあり、初回配信に見に来た人の数は13人

そこからコツコツと配信活動を続け、VTuber界そのものの開拓者の一人として活動を続け、今があります。
モデルの変遷をはじめ、ときのそらが目指していたアイドルへの道のりがよく分かる内容。ときのそらステップ(撮影時に台本を見るため前後にゆらゆら動く姿のこと)すらも懐かしい。今はすっかり貫禄がついてきた彼女ですが、頑張り屋で負けず嫌いな等身大の女の子である部分は変わっていません。ファンはもちろん、VTuber黎明期2017年から18年を知る意味でも貴重な映像と本音トークになっています。

【#にじさんじ打鍵王】タイピングが速いのは誰だ!? にじさんじ打鍵王【鈴木勝/にじさんじ】

鈴木勝黛灰が行ったのは、タイピングの速さを競うトーナメント大会。普段からゲームの大会を開いているにじさんじですが、今回は純粋に「タイピング」という技術一点。相手の強さに対して言い訳が通用しない、非常にシビアなもの。優勝者には鈴木勝が提供する高額なキーボードが授与されます。
元々パソコンを使った作業をしているバーチャルライバーだけあって、全体的に平均スピードが高い。その上で、ずば抜けて早いメンバーが多いので、必見。非常に対戦が熱いです。

打鍵には自信があり、実際相当なスピードを披露していたでびでび・でびる。始まる前から優勝祝賀会会場の待機所を作っているという状況…これは…なんという…。

【織田信姫】ついに正式コラボ!?信姫引退前に2人は…?信たまてぇてぇ最初で最後の対談【犬山たまき】#信たまてぇてぇ

犬山たまきは、以前から織田信姫のことが好きで好きで仕方ありませんでした。しかし織田信姫側は徹底的に犬山たまきを拒絶、追い返していました。この様子はプロレスなのかどうなのかわからないまま時はすぎ、コラボを行うことは叶わずじまい。
織田信姫が引退するという発表がなされ、どうしてもという犬山たまきの願いが叶って、最初で最後の二人のコラボが叶いました。
楽しい内容ではあるのですが、ここで織田信姫の本音中の本音が語られます。スタッフと自分で作った、いわばエヴァンゲリオンのゼーレの決定によって生まれた魂のような「織田信姫」と、アクターとしての自分自身の思いとのギャップに耐えられなくなったことを告白。犬山たまきへの拒絶も、「織田信姫」の一部によるものだったことを明かします。
ものすごくメタな話な上に、苦しみの吐露が多いので、苦手な人は注意。でも2人のファンだったら、あるいはVTuberのあり方に興味がある人だったら、是非見ておいてほしい歴史的配信。
魂の一部であるスタッフに悪意があったわけではない、決して誰も悪くない。ただ「織田信姫」によって生じた、人格の摩擦の苦悩は思いの外大きい。犬山たまきに対して「ストーカー」「こっちくるな」と冷たく突き放していた織田信姫が、泣きながら犬山たまきに「大好きだよ」と語る様子、間違いなくそこにもっとも犬山たまきが愛した織田信姫がいたと信じたい。
もし佃煮のりおママのプロデュースの元、織田信姫が自分の好きなように活動していたらどうなっていたんだろう…と結果論で感じてしまいますが、犬山たまきはスタッフとアクターで作ったみんなの織田信姫のことをも愛していたことを語っていたのが、印象的です。

Moon‼ full ver. / 月ノ美兎 【新3D衣装お披露目/オリジナルソング】

月ノ美兎が活動初期に生まれたファンメイドの曲「Moon!!」がついにフルMVでアップされました。本当に初期なので「洗濯機の上から配信」などのネタが歌詞に混じっていますが、今はすでに洗濯機卒業しています。それでもこの歌、多くのファンに愛されているのは、ここに月ノ美兎の原点があるから。

Zepp難波でも披露された、月ノ美兎アイドル衣装での登場も見逃せません。「夢のバーチャルアイドルへ」という歌詞が叶いました。
月ノ美兎派生のインターネットミーム歌詞が続くのですが、それすらも今となってはエモ。視聴者をビビらせた活動の様子が映像で再現されていますが、これら全てが「月に見とれた兎は寂しくならないの 迷宮でもみなさんがいれば大丈夫」というサビの歌詞につながっているからです。この思いは、月ノ美兎の今の配信でも決して変わっていないはず。おそらくサビの部分は多くのVTuberにとってもアンセムになっているはずです。

【�コラボ�】だから僕は音楽を辞めた – 小宙るる & ヴィヴィアン・ケンジントン / That’s Why I Gave Up on Music – Ruru Cosmo & Vivi【ヨルシカ】

ヴィヴィアン・ケンジントン小宙るるのコラボ曲はヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」。普段から弾き語りをしているヴィヴィアン、今回もギターのシンプルかつ心地よい速度のメロディに乗せて、歌い上げています。小宙るるのハイトーンで伸びやかな声と、ヴィヴィアンのキュートで儚げな声の相性は抜群。サビのハモリがとても美しい。

ヴィヴィアン・ケンジントンのチャンネルはものすごく多くの弾き語り動画がアップされています。アコースティックギターの音色が好きな人、柔らかくて強くしなやかな彼女の声に惹かれた人、ふわっとしたキュートな顔が好きな人などには、どの動画もおすすめしたいです。

もこ田めめめ「アリエス」MV

もこ田めめめがアップしたオリジナル曲MVは、普段のゆったりふわもこした彼女からは想像できない、ハードなロックナンバー。切なげに、かつ力強く歌う彼女のいつもとのギャップにやられた人、多数。

バーチャルな世界から飛び出し、みんなとともに未来に進みたい、という歌詞は様々な挑戦をしている彼女にぴったり。
タイトルの「アリエス」は牡羊座のこと。境界線を越えて星に向かって突き進むたくましい思いがこめられているかのような、元気のでる曲です。

バーチャルYouTuberのいのち – キヌ (obake remix) feat.セツ

バーチャル被検体セツによる「バーチャルYouTuberのいのち」のカバーは、バーチャル世界にいる存在・セツが静かに自らの存在を噛み締めていくような映像とremixになっています。かなり特殊な音楽なので、じっくり最初から最後まで聞いてみてください。バーチャルな存在には定義がなく、実在しているし、幻だし、コンテンツだし、個人である、とつづる。被検体であるセツがその事実を飲み込み、咀嚼し、自分は存在しているんだと語りかけるかのようです。

原曲はかなりハードな曲。画面の中からバーチャルYouTuberの存在を強く訴えてくるかのような迫力あふれる語りと映像。「バーチャルYouTuberは生きている!」という叫びが耳に残ります。是非聴いてください。
両者の「バーチャル」の解釈・アプローチが少し違うし、自由だからこそ、バーチャルな存在のありかたは面白い。

【Cover】桜ノ雨 / RIZnote【奏手イヅル/律可】

ホロスターズ奏手イヅル律可RIZnoteは、ギター弾き語りなど音楽活動を精力的に行っているふたり。今回は卒業ソングの定番になりつつある「桜ノ雨」をデュエットしています。
ロックバラード調のハスキーさが魅力の奏手イヅルの声と、柔らかく丸みを帯びつつしっかり根をはるような律可の声のハーモニー、ものすごく安定感があり、聴きやすい。歌詞がしっかり耳に入ってきて、歌の本来のよさを伝えてくれます。

2人のビジュアルのバランスも完璧なRIZnote。実力派ミュージシャンコンビとして、これからの活動に大いに期待です。しっかりしたハモリを売りにできているいるVTuberユニットって、貴重なんですよね。

【歌ってみた】ベノム【かいりきベア】

METEORチャンネルの宵月ミアと夕月ティアが披露したのは人気曲「ベノム」のカバー。とはいえこの曲、めちゃくちゃに音が高い。そこを2人は完璧におさえつつリズミカルさをなくさない、2人独自の疾走感を出した歌い方になっています。2人だからこその声のかけあいも気持ちがいい。

2人それぞれの歌ってみた動画や、オリジナル曲、弾き語りなども公開されています。音楽に魅了され金星からやってきた2人の活動、注目です。

僕が死のうと思ったのは (Covered by レヴィ・エリファ)【歌ってみた /カバー】【にじさんじ/レヴィ・エリファ】

普段しゃべる時は非常に特徴的な声が魅力のレヴィ・エリファ。その声を存分に生かした個性の爆弾のような歌声がハートに刺さります。ミュージカルような高らかな歌い方の発声は一度聞いたら忘れないほど独特でのびやかです。

一方でゴリゴリのロックソングではハスキーさを全開にし、凄まじい音圧で視聴者に迫ってきます。彼女ののびのび楽しそうに歌う様子は聞いていて感情を揺さぶってくるものばかり。いずれも必聴です。

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