日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、クリエイターの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!
【検証】話題のGPT-5.6の命令通りに絵を描いたら神絵になる説!?【甘狼このみ】
プロイラストレーターのVTuber甘狼このみが、実証実験を行いました。喋るのが上手になったChatGPTと会話をしながらアドバイスをもらって描いたらいい絵が描けるのでは?という疑問のもと、実際にAIと話しながらイラスト描画を開始します。
「今から女の子のイラストを描きたいんだけど、どんなイラストがいいかアドバイス欲しい」というざっくりとした質問を投げかけたところ、AIが好みの女の子のイメージを早速提示。髪型や顔の雰囲気のみならず、ポーズなども答えてくれています。要素を色々しゃべってくれるので、描きやすさは抜群。イラスト表現としてかなりよいディティールを掘り下げる会話が生まれていきます。
ところがその後話し続けていくと、なぜか急にAI側の言葉にズレが生じはじめ、気まずくなる瞬間が出てくるシーンも。絵のクオリティはどんどん高くなっていくのに、AIとの会話で甘狼このみが疲弊していく様子が見られます。
ハイレベルイラストが完成していく様子を観られる動画として見応えがあると同時に、AIとの会話のチグハグさが観られる楽しい動画になっています。会話はかなり自然に聞こえるのに、絶妙な部分で噛み合わない…。AIとの会話のズレに振り回される甘狼このみの様子をじっくりと味わえます。
金縛りの正体を料理する
万物あらゆるものを空想料理に変えてしまう空想料理店 蟹。今回は旅行先で寝ているときに出会ったという金縛りの正体を捕まえて調理し、食べてしまいます。扱われている題材は怪談風味ですが、テイストはいつもの、ゆったりマイペースな蟹節なので、ホラーが苦手な人も楽しんで観られる内容です。
都市伝説的な心霊体験まで食べてしまえるのが蟹の空想力のすごいところ。金縛りの正体を描きながら、それを安全に食べるためどう調理すればいいのかをアニメーションで見せてくれます。さすがに一筋縄な調理法ではいかないので、空想を駆使し、よくなさそうなものをいかに落ち着かせつつ食べられるようにするかの工夫がなされています。
蟹の動画は毎回言葉選びが巧み。今回も金縛り対策する際の思考や、調理方法などの部分で、普通ならまず出てこなさそうな単語や表現がポンポンと飛び出してきます。個性的な発言はリズム感がよく、クスリと笑わせてくれるものばかり。そのトークの独自性はインパクトが強く、扱われている題材がちょっと怖いものであっても、そうは一切思わせないような独特な空気づくりに一役買っています。語りのコミカルさと、レトロなビデオ録画スタイルの映像、自由すぎる空想の軽やかさが組み合わさったことで、幅広い層が心地よく楽しめる一編の動画に仕上げられています。
【検証】知名度でイラストを売るお絵描きVtuber、正体隠してもイラストは売れるのか!?【イラストメイキング/Draw Market】
粛正罰丸は、現在イラスト授業の講師をしたり、イラストの依頼があったりと仕事としてイラストレーターとしても活動をしているVTuber。ただそれに対して「知名度でお仕事を貰ってるのでは!?」「本当に俺であってる?」という疑問も抱いている様子。そこで実力を測るために、イラスト販売サイトで正体を隠してイラスト依頼を募集してみる、という検証実験を行うことになりました。
実際にイラスト販売サイトであるDrawMarketで販売をするべく、ハイクオリティなサンプルになるイラストを動画内で実制作しています。いつものように軽快なテンポで語られる動画の内容はとても観やすく、イラスト販売サイトにたどり着くまでの経過も、イラスト制作パートも、それを販売するための準備パートも、徹底してエンタメとして観ることができます。
特に興味を引くのは、販売サイトで売るためのイラストとなると、どこまでのものを出せるかのバランス感が問われるという部分。周囲と比較しつつ値段をいくらにするべきか、その価格に沿うような書き込みはどのくらいにするべきか、かなり慎重に迷いながら設定しています。実際にイラスト販売サイトで最も悩む部分は価格と品質の匙加減だと思われるので、シビアに実践し検証しているのはこの動画のキモになるポイントでしょう。今回の動画の結果と考察は、今後イラスト制作・販売をしたい人にとって、参考のひとつになるはずです。
VTuberによる「Steam Frame」レビュー
VRヘッドセット「Steam Frame」が予約受付を開始しました。それにあわせて、Steam Frameの実機を実際に触ったVTuberたちによるレビュー動画も次々投稿されています。
コアユーザーに是非見てもらいたいのが、なでしこ大和のレビュー動画。数多くのVRガジェットを解説してきただけあって、今までの商品との比較も話しながら、良い部分、気になる部分両方を忖度なしに語っています。専門的な用語も多数駆使しつつ、性能をしっかり追いながら一通りわかる解説になっています。
中でもSteamプラットフォームの統一化された使いやすさに関しては「これでよかったのかVRって」と感嘆の声を漏らしています。また装着感のよさも利点としてピックアップしていました。Steam Frameはどこが魅力なのかを掘り下げつつ、その使い勝手の良さについて「Valve版Quest」という評価をしているのは興味深いところです。
VR機器のレビューに定評のあるおめがシスターズも、早速レビュー動画を投稿しています。ふたりの動画の特徴は、ガジェットについてすごく詳しいおめがレイが、そこまで詳しいわけではないおめがリオに対して、力強く説明する形式を取っているという部分。そのため、かなり初心者向けになっているのが大きなポイントです。難しい用語もいくつかでてきますが、それらに対しては噛み砕いたわかりやすい解説が入っているのも観やすさにつながっています。おめがリオ目線で話を聴くと、すんなり飲み込みやすい構造の動画になっています。
Steam FrameでVRChatがどのように遊べるのかに興味がある方に観てもらいたいのが、リーチャ隊長の動画。VRChatでの使用感に特化したレビューになっています。使った時のフィーリングを特に重視しながら語っているので、使い心地のいい部分や気になる部分がとてもイメージしやすい動画です。ハンドトラッキングの面白さ、電池の持ち、排熱なども、徹底して感覚の部分で語っているので、数値よりも具体的な感触を知りたい方に向いている動画です。
VRChatのサービスが終わる時、VRC民はどうする?
ある意味もうひとつの生活空間とも言えるVRChat。そのサービスが仮に終了するとしたら、それは生きる場所が消えるということでもあります。もしその瞬間が来たらどうするか…?という究極の質問に、立花六華、紅シャケ、noodle、腐乱したい。の4人が答えています。

サービス終了時まで今までと同じような日常を過ごしたいという紅シャケ。一方で某有名アニメと同様に、最愛の人と夕焼けを見たいというnoodle。最後の日の過ごし方のイメージは人それぞれです。
一般的によく聞く質問として「地球最後の日に何をする?」というものがありますが、そのVR版となると、滅亡するわけではなくあくまでもサービス終了なので、自分自身が喪失後どうするかを考えねばいけません。終了しないように足掻くというのもありますし、諦めて自身の道を見直すというのも道でしょう。このあたり、大喜利的なエンタメ感も含みつつ、VRChatヘビーユーザーがどんな意識を持っているかの一端を垣間見ることのできる動画としてまとまっています。全く起きないとは言いきれないこの問題、メタバースプレイヤーの方は、動画の解答を見ながら、是非自分なりの解を探してみてください。
【超ドッキリ】VTuberにありえないことばかり仕掛けてみたら?
アップランド所属の面々に、テレビの教養バラエティの仕事が! 面談に向かうのはヤマトイオリ、秘間慈ぱね、ベルモット・ベルーナ、カルロ・ピノの4人。こんなに美味しい話はない、と大盛り上がりですが…実はこれ全部ウソ。大掛かりなドッキリ企画です。
番組チーフプロデューサーがほぼ極道のような見た目だったり、キャラ強めの挨拶を求められたりと、似顔絵偉人当てクイズが出題されたりと、明らかに違和感があるシチュエーションが続出。ドッキリがバレそうな攻めた企画が次々と用意されます。ところがみんな真面目だからなのか、それともいい具合にボケ側だからなのか、全然バレないそうにないというまさかの展開に。
この企画最大の巧さは、呼ばれたメンバーのひとりであるカルロ・ピノが実は仕掛け人側だということ。教養があり聡明な彼女が騙す側になることで、かなり濃いめの仕込みが次々に登場します。と同時にモニタリングしながらビシバシとツッコミを入れているのもユニーク。的確で鋭いツッコミによって、騙されている3人の面白さが的確に引き出され、動画が見ごたえのあるものになっています。
アップランドはあまりこういうドッキリ企画のようなものをやらないが故に、3人がすんなり引っかかっているというのは興味深いところ。アップランドの面々を知らなくても、誰が見ても楽しめるような、誰かが傷つくことのないエンタメ性の高いドッキリになっています。このあたり、企画者がバランス感覚に優れているのもよくわかります。今後アップランドが、さらに楽しませてくれるような、大胆な仕込みをしてくれることに期待したくなる動画でした。
【 検証 】ごはんに一番合う「昆虫」を探そう!【 昆虫食 】
罰ゲームで虫を食べることになった釈迦堂メルト。折角食べるなら美味しく食べたい、ということでお店で提供されている調理された虫を食べ比べ、どれが一番ごはんに合うかを検証することになりました。森瀬つぐみとぴーこを駆り出して、一緒に昆虫を食べにいくことになります。形そのままの素揚げの昆虫が次々に出てくるので、昆虫が苦手な人はご注意ください。
昆虫を食べて率直な感想を述べ続けるだけでも動画として十分面白いのですが、それを米に合うかどうかでジャッジしているのがさらにユニーク。食レポ動画としての切り口がしっかりとできており、うまい比較になっています。
豊富な語彙力でレビューをする釈迦堂メルト、拒絶感でグロッキー気味になる森瀬つぐみ、余った虫を積極的に食べる勇者のぴーこと、3人の反応がバラバラなのが、この動画をより観やすく、楽しみやすいものにしています。意外と美味しそうにしているシーンも多々あるので、興味がわいた方は同じお店に行ってチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。
【妄想】アソビ★まわり隊!デビュー前妄想プロフィール! #ミリしらアソビまわり隊【ホロライブ/白上フブキ】
ホロライブの新人として突如公開された「アソビ★まわり隊!」の情報。まだどんな性格かもわからない、デビュー前の段階でのイメージを元に「ミリしら」企画を行ったのは、ホロライブの先輩である白上フブキです。
以前、FLOW GLOWがデビューした際も、同じようにミリしら企画を実施していました。今回もノリノリでイメージを膨らませています。ニックネーム、配信内容、どんな性格か、などのベーシックなイメージミリしらをはじめとし、初配信で言いそうなセリフ、好きな食べ物、好きなゲーム、やらかしそうなPON、ボケorツッコミのジャッジと、かなり盛りだくさん。
フリーダムな、ビジュアルと名前の印象だけで語る楽しい配信になっています。新人いじりをするというのではなく、みんなで新しい人を迎え入れるワクワクが強いのが彼女の配信の見やすい部分でしょう。何より視聴者と共に色々考えを巡らせるこの配信自体が、新人たちの名前を覚えやすくし、歓迎するムードづくりに一役買っています。ホロライブ愛がとても強いことで知られる白上フブキが、その愛情をエンタメとしてうまく昇華させている配信でした。
【美術館ロケも】生配信でクイズ決戦!にじクイ秋の陣〜2026〜【#にじクイ #65】
毎回ガチンコな内容のクイズで視聴者を楽しませている「にじクイ」シリーズ。今回は秋の陣ということで、15人が3組に分かれて出演。クイズの真剣勝負に挑みます。
今回の見どころのひとつが、にじさんじ家長むぎとホロライブ儒烏風亭らでん、ふたりの美術好きの才女が一緒にレポーターとしてポーラ美術館を訪れているパートです。にじさんじ公式番組にホロライブのタレントが出演している、というまさかの展開は多くの人を驚かせ、SNSで大いに話題になっていました。セザンヌの絵の話題を中心に、博識なふたりだからこそ生まれるトークは大いに盛り上がっており、とても楽しそう。美術を配信で広めてきたふたりの会話は、聴いていて興味をそそってきます。なおこのクイズ企画以前は、ふたりはほぼ接点はなかったようです。
公式番組で、企業の箱を超えてつながっていくことができる、というのを見せてくれたのはとても大きい部分でしょう。今後さらに、出演者が好きなものでつながり、企業公式でもピックアップされていくことに期待したくなるクイズ企画でした。
ごーいんぐまいうぇい! / 澄
ほんわかとした温かみのあるお姉さんボイスが魅力の澄。その優しくも芯のある声が最大限まで活かされた楽曲です。新作オリジナル曲「ごーいんぐまいうぇい!」のMVが公開されました。
特に印象的なパートのひとつが「知らない間に動く世界(タイムライン)はもう 置いて 飛び出しちゃおう」という歌詞。怒涛の勢いで流れる周囲の世界に振り回されることなく、あくまでも自分と向き合うための姿勢ができています。そのうえでサビでは「どんな場所もスタートライン」「無茶苦茶なフォームのまま走っていくよ」という、自分のペースで歩む思想を揺らぐことなく高らかに歌っています。さらに「ここを超えたら最強だ」と歌う彼女は、自分なりの流儀を貫いた上で一歩前に出る姿勢を見せてくれました。
極めてポジティブなメロディに乗せて、柔らかみのあるボーカルで歌う澄。前向きでありつつ、自身の歩みは崩さないそのスタイルは、優しいように見えてとても頑強。澄の生き方そのものを表現しているかのようです。
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