11月9日(火)長崎県の軍艦島(正式名称:端島)をフォトグラメトリを利用して再現したバーチャル空間「GunkanjimaVerse(軍艦島バース)」がVRChatに登場しました。製作者はVoxelKeiさん。フォトグラメトリデータは大西さんが記録したものを採用。現在パブリック設定となっており、誰でも入場可能です。
今回登場した「GunkanjimaVerse(軍艦島バース)」は、大型廃墟の残る軍艦島をフォトグラメトリ(※現実の建物などをさまざまな方向から撮影して、写真データをもとに3Dモデルに変換する技術。個人でもカメラを使用すれば製作可能)で記録したもので、ワールドの島内を自由に散策できるようになっています。
島内には廃墟と化した鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が立ち並んでおり、階段などは上り下り可能。場所によってはビルの間の細道も通れるようになっています。辺りを見回せば、今はもう人のいない軍艦島の静まり返った雰囲気を体感できるでしょう。
軍艦島はかつて海底炭鉱の街として栄えていましたが、1960年代の炭鉱閉山を機に人口が減少し、今は無人島となっています。現在ではその廃墟の美しさが注目され、観光スポットとしても親しまれています。アクセス方法が船舶のみと気軽に向かうことの難しい場所のため、まずはバーチャル空間で観光してみるのもおすすめです。
「GunkanjimaVerse(軍艦島バース)」のアクセスはこちら(※ハイエンドPCもしくはVRChat対応のVRヘッドセットが必要)。
軍艦島を丸ごと再現したワールド「GunkanjimaVerse(軍艦島バース)」を公開しました。全長480mの軍艦島をリアルスケールで隅々まで探索出来ます。フォトグラメトリーデータは例によって大西さん(@2012apocalypsis ) けっこう重いので酔いにご注意を。#VRChat pic.twitter.com/qTzudJu3U2
— VoxelKei (@VoxelKei) November 9, 2021
(参考)VRChat