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ゲーム・アプリ 2017.04.04

ビデオ通話のような気軽さで「VRで会う」 日本発のソーシャルVRアプリ『cluster.』5月より正式版展開へ

クラスター株式会社は、開発中のVRアプリ『cluster.』のティザーサイトとPVを公開しました。

『cluster.』は、VRで人とコミュニケーションをとることのできるソーシャルVRアプリです。2017年4月4日より、事前登録の受け付けを開始し、テスターを募集中です。5月に正式公開を予定しています。

同アプリは、同社が打ち出している「ひきこもりを加速する」という理念のもと、「VRの中で会う」ことに特化したアプリです。2016年にα版をリリースし、VR内でのイベント開催などが何回か企画されていましたがいよいよ正式版の公開となります。

 

知り合いとVRで会う

『cluster.』の利用方法は簡単で、ユーザーは部屋を作り、会いたい知り合いにURLを送るだけ。音声通話ではappear.inやzoomなどがURLにアクセスして音声通話、ビデオ通話が可能なサービスを展開していますが、『cluster.』はそのVR版とも言えるサービスです。部屋は使うときに生成されます。

VRでそれぞれがアバターになって会い、デスクトップ画面を共有することができます。

デスクトップ画面が共有できるということは、PCを使ってモニターで行っていることはほぼすべて共有できるということ。映像を一緒に見る・ゲームをプレイするといったちょっとしたエンターテイメントから、スライドを共有してのプレゼンテーションなど、幅広い用途で使用できます。

クラスター株式会社 CEO加藤直人氏によると、最もこだわったのは操作のためのユーザーインターフェース(UI)とのこと。PVではわずかにユーザーの手元にフォルダなどが表示されている様子が見てとれます。

アバターはシンプルで、ロボットのような外見は全員が共通しており、アイコンとユーザー名を頭の部分に表示することで個性を表します。TwitterやFacebookなどと連動した場合はそのアイコンが、顔として表示されます。メールアドレスで登録した場合は任意の画像を登録することもできます。

プライベートな集まりからイベントまで

2,3人のプライベートな会合から、300名程度の比較的大規模な「イベント」まで、人数の面で幅広く使え、同時接続が多くなっても軽快な動作が特徴です。2016年にα版で行われたイベントでも100名以上が同時アクセスを行いました。正式版では有料イベントもサポートするとのこと。イベントを企画している人は、ティザーサイトより、「問い合わせ」から連絡可能です。

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部屋の見た目と広さはさまざまな雰囲気のものが複数種類用意されており、サービス開始時には「20種類ほど揃う予定」(加藤氏)とのことです。

狙いは「VR版で会う・集まる」

ソーシャルVRをうたい、VR内でコミュニケーションをとることに特化したアプリは、『Altspace VR』や『Big Screen』などさまざまなものが登場しています。

クラスター株式会社 CEO加藤直人氏によると、他のソーシャルVRアプリと『cluster.』の特徴は「会う・集まることに特化している」ことだと言います。

必要なときだけ部屋を作成し、終了したらシャットダウンするという仕組みや、URLの発行
、オープンに部屋を開設しないこと、アバターの簡素化などは、その特徴に即しています。

現在、対応端末はPC向けのOculus Rift、HTC Vive、そして非VRユーザーでも利用できるようにWindows PC、Mac OSに対応しています。今後、スマートフォン版やブラウザ版なども開発を行うとのこと。


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