VRゲームスタジオのSurviosは新作レースゲーム『Sprint Vector』を、2017年後半にOculus Rift / HTC Vive向けにリリースすることをE3で発表しました。
Surviosは人気のVRゲーム『Raw Data』を開発したスタジオです。
VRで体験するハイスピードレース
『Sprint Vector』は3月のGDC 2017で開発が発表されていました。“アドレナリン・プラットフォーマー”と称するVRレースゲームで、今回のE3までに新たな武器や移動システムなどより本作の作り込みを進めてきました。
本作は「アクティブVR」というコンセプトの元、酔いを避ける流動的な移動システム(Fluid Locomotion System)を採用して、バーチャル環境でのハイスピードな移動を実現しています。
モーションコントローラで腕の弾みといった動きを読み取り、「ジャンプ」「クライミング」「飛行」といった自由な移動を直感的に行うことができます。
コントローラーやワープで移動するような他のゲームと違い、本作ではルームスケールで体全体を使うといった身体的な努力が必要になる、VRならではのレースゲームです。
技やアイテムを駆使して競争する
米メディアRoad to VRのレポートでは本ゲームを、VR移動方式の画期的なシステムを備えた“信じられないほど楽しいゲーム”だと称しています。
E3のデモではドリフトや壁走りといった新たな技や、武器・アイテム・パワーアップなどより多くの競争手段が追加されました。
プレイヤーは速度を上げる「Nitro」、相手を遅くする「Slow Mines」といった2つのアイテムを定期的に入手することができます。
今後数ヶ月以内に、さらなる追加のパワーアップ、武器、ステージ、キャラクターなどが順次公開される予定です。
また、最大8人でのクロスプラットフォームのマルチプレイもサポートされています。
『Sprint Vector』は、Oculus Rift / HTC Vive向けに2017年内にリリース予定。現在ベータテストの登録ページをオープンしています。
(参考)
Road to VR / Survios Sets ‘Sprint Vector’ Release for Late 2017, Details New Features(英語)
URL: http://www.roadtovr.com/survios-sets-sprint-vector-release-late-2017-details-new-features/
Mogura VRはRoad to VRとパートナーシップを結んでいます。