「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は2月6日~2月12日の関連ニュースが対象です。
目次
1. 「トランスフォーマー」原作の新作VRゲームがPSVR、Steamで発売
2. 協力型VRクライムシューター「Gambit」2022年5月にSteam、Quest向けに発売予定
3. 忍者も戦うVRミリタリーFPS「コントラクターズ」最新無料アプデ配信
4. 傑作VRアドベンチャー「Moss」続編の最新スクリーンショットが公開
5. 「Steam Nextフェス」2022年2月エディションの開催が告知
「トランスフォーマー」原作の新作VRゲームがPSVR、Steamで発売
2021年10月に発表された「トランスフォーマー」原作のVRゲーム「Transformers Beyond Reality」が2022年3月31日、PlayStation VR(PSVR)とPC(Steam)向けに発売されることが決定しました。執筆時点でPC版のSteamストアページは未開設で、対応ヘッドセット、対応言語は不明。PSVR版の日本展開についても明らかになっていません。
報道当時、詳細不明だったゲームの概略は最新映像公開と同時に発表。それによると、あらかじめ決められたルートを自動で進みつつ、手にした武器を駆使して襲い来る敵を迎撃するレール式のVRシューティングゲームとのこと。プレイヤーはオプティマスプライム、オートロボットたちとチームを組んだ人間になって、ディセプティコンの軍勢との戦いに身を投じていきます。
本編のキャンペーンモードでは、地球とサイバトロン双方のロケーションを巡る展開が繰り広げられるとのこと。また、その設定が物語る通り、プレイヤー自らがトランスフォーマーとして戦う場面は設けられていない模様です。
本作は2021年10月22日から10月23日にかけて、オンラインで開催された「Hasbro PulseCon 2021」にて発表。開発は「Time Machine VR」(2016年:Steam、PSVR)、「The Other Room」(2017年:Google Daydream)といったVRゲームを制作したMeta4 Interactiveが担当しています。
(参考)UploadVR
協力型VRクライムシューター「Gambit」2022年5月にSteam、Quest向けに発売予定
新作協力型VRシューター「Gambit」が2022年5月にPC(Steam)、Meta Quest(Quest 2)向けに発売予定であることが発表されました。PC版の対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Oculus Rift DK2。対応言語は英語のみとなります。
「Gambit」は崩壊寸前の世界で犯罪の限りを尽くすVRクライムシューター。プレイヤーはフランク、ウドー、コーディ、ケヴィンの4人いずれかに扮し、残る3人と連携しながら金庫からの大金強奪、列車の襲撃といった犯罪ミッションに挑んでいきます。
本編は3つの章と9つのレベルで構成。それぞれストーリーに沿った犯罪ミッションが展開し、クリアすることで新しい武器、カスタマイズ用スキンが解禁されます。
武器は銃火器を主軸としつつ、弓矢、チェーンソーといった特殊なものも用意。さらにはペイントスプレーもあり、フィールド上に設けられた壁などに落書きをすることも可能になっています。このほか、オンライン対応の対戦モードも収録されていて、PCとQuest双方のプレイヤーが楽しめるクロスプレイにも対応するとのことです。
開発はSteamにて早期アクセス版が発売中のVRFPS「Zero Caliber VR」のXREAL Games。元々は2020年に初お披露目されたタイトルでしたが、「Zero Caliber VR」のQuest版の開発に注力する関係から長きに渡って情報が途絶えたままになっていました。今回、Quest版の開発が一段落したことから続報が発表され、併せて公開済みだったSteamストアページのリニューアルも実施されました。
なお、発売時期は今後、変更の可能性もあるようです。
(参考)UploadVR
忍者も戦うVRミリタリーFPS「コントラクターズ」最新無料アプデ配信
VRミリタリーFPS「Contractors(邦題:コントラクターズ)」の最新無料アップデート「v.0.91」が配信開始となりました。PC(Steam、Oculus Store)、Meta Quest(Quest 2)の全プラットフォームが対象で、適用することでカスタムマップ機能が追加されます。
カスタムマップ機能はプレイヤー独自の戦闘マップを作れるというもの。オンライン上への公開投稿並びに対戦も可能で、PCとQuestそれぞれのユーザーで楽しめるようになっています。
カスタムマップ機能以外にも、プレイヤーから人気を博したイベント限定近接武器「フライパン」が復活。さらに「工場」のマップにおいて生じていたライティング、テクスチャなどの問題修正という、小規模なアップデートも多数行われています。詳細なパッチノートにつきましてはSteamコミュニティ、Oculus StoreのDeveloper Postを参照ください。
「コントラクターズ」は現代戦を題材にした対戦特化型のVRミリタリーFPS。戦場を舞台に30種類以上にも及ぶ銃火器を用い、相手との銃撃戦を繰り広げたり、互いに協力して特別なミッションに挑むといったことが楽しめます。敗北してもすぐに復活&再挑戦可能など、手軽に遊べる設計と8種類もの個性豊かなゲームモードが特徴。
2021年12月下旬以降からは忍者になって戦えるようにもなりました。
(参考)UploadVR、Steamコミュニティ、Oculus Store(Developer Post)
傑作VRアドベンチャー「Moss」続編の最新スクリーンショットが公開
2022年春にPlayStation VR(PSVR)向けに発売予定のVRアクションアドベンチャーゲーム「Moss」の続編、「Moss:Book II」の最新スクリーンショットがPlayStation Blogにて公開されました。
スクリーンショットは計3枚で、色鮮やかな自然の風景、そこに設けられた温室の内部、幻想的な森の奥地がお披露目されています。
また、PlayStation Blogに掲載されているエンジニアリングディレクターMike Felice氏のコメントによれば、巨大なエリアを舞台にした複雑な謎解きが新たに登場するとのこと。さらに一度攻略して過ぎ去ったエリアを再訪し、新たな道を見つけ出すという展開も用意されているようです。細かい部分でもプレイヤーが手をかざすと草が動き、炎が揺らぐなど、環境周りの表現も前作以上に強化。プレイヤーが世界に干渉していることを実感しやすくする工夫が満載とのことです。
前作「Moss」は3人称視点で展開されるVRアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公の白いネズミ「Quill」を見守る存在となって邪魔な障害物を取り除いたり、時にはQuill自身を操作して敵と戦ったりしながら冒険を繰り広げていきます。
「Moss:Book II」は前作のエンディング後を舞台にした直接の続編。基本的な内容はそのままに、新たな武器や冒険の舞台の追加、そして全体のボリューム拡張を図った正統進化を遂げた作品になることが発表されています。
なお、具体的な発売日に関する発表は今回もなく、続報待ちとなっています。
「Steam Nextフェス」2022年2月エディションの開催が告知
PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」のデジタルイベント「Steam Nextフェス」の「2022年2月エディション」の開催が発表されました。期間は日本時間2022年2月22日午前3時から3月1日午前3時までとなります。
「Steam Nextフェス」は、今後発売予定の新作PCゲームの無料体験版の配信、開発者によるライブストリーミングなどが楽しめるデジタルイベント。主に季節の変わり目を中心にこれまで複数回開催されています。
本イベントではVRゲームも対象となっており、前回「2021年10月エディション」では「IRON REBELLION」、「Agent Simulation」、「Fruit Ninja VR 2」といった新作タイトルの無料体験版が期間限定で配信されました。
今回の「2022年2月エディション」での公開が予定されているタイトルは執筆時点で非公表。開催当日の発表が待たれるところです。
(参考)Steam