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VRゲーム・アプリ 2023.01.01

「SCP財団」題材VRホラーの正式版が配信開始―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(12月25日~12月31日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は12月25日~12月31日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 大正日本な異世界が舞台のVRアクションADV「オノゴロ物語」PSVR版が販売開始
2. 「SCP財団」題材のフリーゲーム「SCP: Containment Breach」VRリメイク版の「v2.0」アプデ配信
3. VRホラー「The Exorcist: Legion VR」続編の発売日が2023年後半に延期
4. 宇宙の神々が争うVRRTS「Gods of Gravity」公式アプリに昇格

大正日本な異世界が舞台のVRアクションADV「オノゴロ物語」PSVR版が販売開始

Meta Quest Store、Steamで販売中のVRアクションアドベンチャーゲーム「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」のPlayStation VR(PSVR)版が12月26日より販売開始となりました。価格は税込3740円。オリジナルサウンドトラックを同梱した「Soundtrack Edition」は税込4,730円です。また、VR脱出アドベンチャーゲーム「Last Labyrinth(ラストラビリンス)」を同梱した「オノゴロ物語 + Last Labyrinth VR冒険パック」も用意されており、こちらは税込5,610円となります。

「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」は「ラストラビリンス」のあまた株式会社開発によるVRアクションアドベンチャーゲーム。VRヘッドセットを通し、大正日本を思わせる異世界にやってきた主人公になり、巫女「ハル」と共に聖地「オノゴロ島」に迫りくる大厄災を阻止するため、冒険を繰り広げていきます。

蒸気仕掛けの神具「陰陽銃」で「気の力」を吸い取り、それを用いて行く手を阻む仕掛けを解いたり、時には巨大生物「カミ」との戦いに挑むという独特な謎解きとバリエーションに富んだイベントが見所。足を拘束されているハルと連携して困難を乗り越えるという、「ラストラビリンス」を思わせる協力要素も随所に設けられています。

なお、2023年2月27日にはリーダーボード機能を追加する無料アップデートが予定されているとのこと。他に細かな改善も同日中に実施される模様です。

ソフトウェア概要

タイトル

オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~

発売・開発元

あまた株式会社

対応プラットフォーム

PlayStaiton 4、PlayStaiton 5(※PlayStation VR必須)

対応コントローラ

DUALSHOCK 4、PlayStation Move モーションコントローラ

プレイ人数

1人

価格(税込)

通常版:3740円(PlayStation Store
Soundtrack Edition:4730円
VR冒険パック:5,610円(PlayStation Store

IARCレーティング

12歳以上対象

(参考)「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」公式サイト

「SCP財団」題材のフリーゲーム「SCP: Containment Breach」VRリメイク版の「v2.0」アプデ配信

VRホラーゲーム「SCP: Labrat」の大型アップデート「v2.0」がSteamで配信開始となりました。これと同時にPC版は早期アクセス期間を終了。さらにSideQuest向けにMeta Quest 2(Quest Pro)版の配信も開始されています。価格はPC(Steam)版と同じく無料です。

「SCP: Labrat」は自然に反する怪異(SCPオブジェクト)を確保・収容・保護する架空の組織「SCP財団」を題材とするVRホラーゲーム。PC向けフリーゲームとして配信された「SCP: Containment Breach」のVRリメイク版です。プレイヤーは財団内で最下層に当たる「Dクラス」の職員になり、大量のSCPオブジェクトが解き放たれた施設内からの脱出に挑みます。ランダム生成される施設内のマップ、強敵「SCP-173」と精鋭兵部隊「九尾の狐」の襲撃を回避しながら進んでいく冷や汗必至の展開が特徴。VR専用になったことで、それらと遭遇した際の恐怖度もオリジナル版の数倍に膨れ上がっています。

今回の「v2.0」は「ゼロから作り直した」ことを売りとしていますが、詳細な変更点は断片的にしか明かされておらず、「自分で確かめてください」Steamコミュニティに綴られています。気になる方はゲームをダウンロードし、勇気を振り絞ってご確認ください。

ソフトウェア概要

タイトル

SCP: Labrat

発売・開発元

Bezbro Games

プレイ人数

1人

価格(税込)

無料(Steam

(参考)Steamコミュニティ

VRホラー「The Exorcist: Legion VR」続編の発売日が2023年後半に延期

VRホラー「The Exorcist: Legion VR」の続編、「The Exorcist: Legion VR SIN」の発売日が2023年後半に延期となったことが発表されました。

「The Exorcist: Legion VR SIN」は2021年に発表された、映画「エクソシスト」シリーズ原作のVRホラーゲーム続編。詳細な内容は本稿執筆時点で明らかにされてなく、2021年公開のトレイラーによれば、プラットフォームはMeta Quest 2(Quest Pro)、PlayStation VR2(PSVR2)を予定。

開発は米メディアUploadVRの報道によれば、「The Twilight Zone VR」のPocket Money Gamesが担当し、前作のWolf & Woodは関与していないとのことです。さらにゲーム本編にはシングルキャンペーンと、オンライン対応の協力プレイモードの2つを用意。前者のストーリー設定については言及されていません。

今なおゲームの全容が不明な点を始め、若干、気がかりな事柄が目立ちますが、2023年内の詳細な情報の公開が待たれるところです。

(参考)UploadVR

宇宙の神々が争うVRRTS「Gods of Gravity」公式アプリに昇格

2021年よりSideQuest、Meta Quest Store(App Lab)で無料配信されていたVRゲーム「Gods of Gravity」が公式アプリとして配信されることが決定しました。配信の形態および配信日に関しては本稿執筆時点で不明となっています。

「Gods of Gravity」は天空の神々たちが宇宙の覇権を巡って争うVRリアルタイムストラテジー(RTS)。小惑星から資源を採掘して戦力を蓄えつつ、宇宙船の軍隊を編成して、太陽系に点在する様々な惑星の制圧に挑んでいきます。

指揮する際に宇宙船を直接放り投げる、ワームホールをこじ開けて長距離ワープを試みるといった、神ならではの”なんでもあり”な操作スタイルと戦術面が特色。太陽系の支配を目指すシングルキャンペーンとマルチプレイがあり、後者は最大8人まで参加可能。ランキングボードで上位を目指したり、期間限定のトーナメント戦に挑むといったやり込み系のコンテンツも用意されています。

なお、App Labの無料版は本稿執筆時点で公式アプリのストアページに変更され、ダウンロードができなくなっています。SideQuestは引き続きダウンロード可能です。

(参考)Meta Quest Store、SideQuest


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