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ゲーム・アプリ 2021.06.20

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(6月13日~6月19日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は6月13日~6月19日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRグラップルシューター「Swarm」日本語対応アプデ実施、配信者向け新機能も追加
2. VRにも対応のステルスゲーム「République」の完全版がPSVRに
3. マルチ対応のVRRPG「A Township Tale」Quest版が2021年7月16日に発売
4. LEGOブロックに着想を得た多人数参加型VRビルディングゲーム発表
5. VR決闘ゲーム「Blaston」にシングルキャンペーンモードを追加する大型アプデ実施
6. 不思議な生き物と共に凶暴化した魚たちを迎え撃つ「Blobkin Blaster」発表

VRグラップルシューター「Swarm」日本語対応アプデ実施、配信者向け新機能も追加

VRFPS「Swarm」の最新アップデート「v1.0.3」が2021年6月14日より、配信開始となりました。このアップデート適用により、日本語で本編を遊べるようになります。

「Swarm」は2丁拳銃とグラップリングフックを活用し、宙を舞いながら敵を撃墜していくアーケードスタイルのVRFPS。グラップリングフックによる爽快なスウィングアクション(ワイヤーアクション)、足場がほぼ存在しないフィールドと、そんな舞台上で繰り広げられるスタイリッシュな戦闘シーンが特徴です。

言語に関しては日本語以外にもフランス語、ドイツ語、韓国語、スペイン語(ラテンアメリカ)に対応。さらにOculus Linkを通して遊んでいるプレイヤーを対象にしたグラフィック設定のオプションも追加されています。この設定には「デスクトップ・スペクテイターカメラ」なる配信プレイヤー向け機能も搭載されており、ONにすることで高画質の録画、ストリーミング放送が可能になるとのことです。他にアップデートでは操作周りの改善も含まれています。詳細はOculus Store掲載のパッチノートを参照ください。

「Swarm」は、2021年4月よりOculus StoreでOculus Rift(Rift S)Oculus Quest/Quest2向けに発売中。クロスバイに対応しており、どちらか一方を購入すればもう片方が無料でダウンロードできます。

(参考)Oculus Store(Developer Post)

VRにも対応のステルスゲーム「République」の完全版がPSVRに

日本時間6月15日午前5時放送のLimited Run Gamesの配信イベント「LRG3 2021」にて、ステルスゲーム「République(リパブリック)」の完全版「République Anniversary Edition」がPlayStation 4、Nintendo Switch向けに発売予定と発表されました。PlayStation 4版はPlayStation VR(PSVR)にも対応するとのことです。

「République」は2013年にスマートデバイス、PC向けに配信されたステルスゲーム。プレイヤーは監視カメラをハッキングし、「ホープ」と呼ばれる名前の少女に指示を飛ばして彼女の脱出をサポートしていきます。
開発は後に「マーベル アイアンマンVR」を手掛けたCamouflaj。全5章の構成で、先行したスマートデバイス、PC版は連作形式で配信されました。後に日本でも発売されたPlayStation 4版は、全章があらかじめ1本にパッケージ化された仕様となってます。

その後、Gear VROculus GoOculus QuestPC向けにVR版「République VR」が発売。今回の「Anniversary Edition」はこのVR版と非VR版2つを内包した事実上の完全版に当たり、パッケージとダウンロードの2つが展開される模様です。
なお、日本国内での販売については執筆時点で未定となっています。

(参考)LRG3 2021(YouTube)UploadVRLimitedRunGames公式Twitter

マルチ対応のVRRPG「A Township Tale」Quest版が2021年7月16日に発売

2018年より、無料のPC向けプレアルファ版が配信中のVRRPG「A Township Tale」。そんな同作のOculus Quest/Quest2版が2021年7月15日(日本時間7月16日)に発売されることが発表されました。Oculus Storeのストアページも開設済みで、それによると日本語には未対応となっています。

「A Township Tale」は古代の秘密に満ちた世界を仲間と共に協力しながら冒険したり、日常生活を楽しむVRRPG。プレイヤーは戦士、鉱夫、鍛冶屋など複数ある職業の中からひとつを選んで、外の世界を冒険したり、町を発展させるなど、それぞれに与えられた役割を演じながらゲームを進めていきます。

最大の特色は本格的なクラフトシステム。素材をただ集めるだけでなく、プレイヤー自らの手で形を整えながら作り上げる本物さながらの作りになっています。オンラインマルチプレイにも対応しており、最大で8人のパーティが編成可能。一緒に冒険するに限らず、前述の装備品作りや拠点となる町の発展に取り組むといった遊びも楽しめるようです。

元々はVRアバターチャットとして開発が始まったとされるタイトルですが、製品版はその一言では言い尽くせないほど、文字通りのロールプレイ要素満載の内容になっています。このコンセプトに惹かれた人には要注目の新作です。

(参考)Road to VRVRFocus

LEGOブロックに着想を得た多人数参加型VRビルディングゲーム発表

新作VRゲーム「BricksVR」が2021年6月30日、Steamで早期アクセス版として発売予定であることが発表されました。Oculus Storeでは6月9日よりOculus Quest/Quest2向け早期アクセス版が発売中。価格は税込990円です。

「BricksVR」は広大な箱庭空間を舞台に、レンガを用いた作品作りを楽しむVRビルディングゲーム。世界的に有名なブロック玩具「LEGOブロック」に着想を得たタイトルで、プレイヤーは多種多様なレンガを駆使して自由に作品を作っていきます。作った作品はオンラインを通して他のプレイヤーに公開可能。また、作品作りはオンラインマルチプレイにも対応していて、最大で5人が参加可能。一緒に作品を作り上げたり、他のプレイヤーが作った作品を観覧したりなど、様々な楽しみ方ができるようになっています。

さらに公開した作品には他のプレイヤーが手を加えて、別の作品へと作り替えることもできてしまう模様。そのようなことはされたくないプレイヤーに配慮した、ロック機能もあらかじめ搭載されているようです。

早期アクセス版に登場するレンガは50種類。製品版ではその4倍となる200種類以上への拡張が予定されています。レンガごとに設定された色の組み合わせも1,600万通り以上で、プレイヤーの個性が強く反映された作品が作れるようになっている模様。場所などの制約を受けることなくLEGOブロック(風のレンガ)を用いた作品作りが楽しめる部分に興味を抱いた人には注目の1本です。

(参考)UploadVR

VR決闘ゲーム「Blaston」にシングルキャンペーンモードを追加する大型アプデ実施

2020年10月よりOculus StoreSteamで販売中のVR決闘ゲーム「Blaston」にシングルプレイヤーモードを追加する大型アップデート「Crackdown Update」の実施が発表されました。2021年6月21日(日本時間6月22日)に配信されるとのことです。

このモードではAI操作のライバルキャラクターとの1対1の決闘を展開していく構成で、UploadVRの報道によれば、ストーリー要素もあるとのこと。紹介映像ではアリーナの外を歩いている場面も映っており、決闘以外のイベントもいくつか用意されていることが示唆されています。他にこのアップデートではミニゲームの追加なども行われ、より遊び甲斐のある内容への進化も図られる模様です。

「Blaston」は1960年代に放映されたテレビドラマ「ワイルド・ウエスト」の銃撃戦に着想を経て作られたVR決闘ゲーム。プレイヤーはアリーナ内に設置されたプラットフォームに立ち、近未来的な武器を駆使して対戦相手を攻撃し、時に相手からの攻撃を回避・防御しながら戦っていきます。移動の概念は無く、撃ちながら避けることに徹せる作りが特徴。販売及び開発は「アングリーバード VR:アイル・オブ・ピッグズ」、「デメオ: ダンジョン アドベンチャー」などを手掛けたResolution Gamesが担当しています。

(参考)UploadVR

不思議な生き物と共に凶暴化した魚たちを迎え撃つ「Blobkin Blaster」発表

新作VRゲーム「Blobkin Blaster」が2021年8月11日、Steamで発売予定です。既にストアページも開設されており、対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。日本語には未対応となっています。

「Blobkin Blaster」は海底を舞台にしたVR防衛シューティングゲーム。プレイヤーは「Blobkin」と呼ばれる不思議な生き物を発射するブラスターを駆使して、謎の汚染によって凶暴化した魚たちを迎え撃っていきます。ゲーム本編は「ウェーブ」と称された場面ごとに襲い来る魚たちを倒していく、タワーディフェンス風の構成で進行。同ジャンルにちなんだ防衛用の大砲、罠もあり、ブラスターによる通常攻撃と併用する戦術も試されます。

また、弾丸の役割を演じる「Blobkin」には4つの異なる種類がいて、それぞれ攻撃時の特有の効果を発揮。さらに彼らにも体力が設定されていて、下手に撃ちすぎると数が減り、迎撃が間に合わないなどの支障も生じます。ゆえに彼らの状態も確かめ、他の防衛用の兵器も駆使しながら的確な一手を打っていくのが重要。可愛らしい見た目とは裏腹に、歯応えのあるシューティングゲームに仕上げられている模様です。

本作は日本時間6月17日から6月23日までSteamで開催中の「Steam Next Fest」の対象タイトルで、期間限定の無料体験版も配信中。見た目の可愛らしさ、手応えのありそうなゲーム部分に関心を抱いた方は、ぜひお試しください。

(参考)VRFocus


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