「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は5月30日~6月5日間の関連ニュースが対象です。
目次
1、ドラゴンライドシミュレーターが最新アプデで「Beat Saber」化!?
2. 「ダウン・ザ・ラビットホール」Quest2の120Hzモードに対応、近日中に新作も発表?
3. アニメVRシューター「YUKI」最新トレイラー公開、発売は2021年夏
4. VR空間内にゲームセンターを作って遊ぶ「Arcade Legend」発表
5. 「Warhammer 40,000: Battle Sister」、Oculus Rift版が発売
ドラゴンライドシミュレーターが最新アプデで「Beat Saber」化!?
2020年8月よりSteamで販売中のドラゴンライドシミュレーター「DragonRide VR」がアップデートされ、新たにリズムゲームモードこと「RhythmRide」が追加されました。
今回追加された「RhythmRide」は、音楽のリズムに合わせて奥から迫ってくる風船を両手に持った武器で斬っていくというもの。その内容が象徴する通り、VRリズムゲーム「Beat Saber」を強烈にオマージュしたゲームモードです。しかも単なるおまけではなく、全25曲のオリジナル楽曲、5種類の難易度、オンライン対応のグローバルリーダーボードを搭載。ゲームプレイを独自にアレンジするカスタマイズ機能も用意されており、単品で成立しても不思議ではないほどボリューム満点のモードになっているようです。
「DragonRide VR」はその名の通りにドラゴンを操り、魔法と不思議に満ちた美しいファンタジー世界を飛び回るドラゴンライドシミュレーター。自由気ままに4つのファンタジー世界を巡ったり、ドラゴンの卵探しや風船を狙い撃つシューティングミニゲームまで、多種多様な遊びが楽しめます。
ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityに対応。言語に関しては日本語を含む、11の言語に対応しています。
(参考)VRScout
「ダウン・ザ・ラビットホール」Quest2の120Hzモードに対応、近日中に新作も発表?
2021年2月にOculus Quest 2の90Hzモードに対応したことが記憶に新しいVRパズルアドベンチャーゲーム「Down the Rabbit Hole(ダウン・ザ・ラビットホール)」ですが、最新のアップデートで120Hzモードにも対応。より高いフレームレートでゲーム本編を楽しめるようになりました。
また、今回の120Hzモード対応に合わせて開発のCortopia Studiosが公表したプレスリリースで、同スタジオがエキサイティングな新作ゲームの発表を控えていることも明らかになりました。時期は”近い将来”とだけで、具体的な日時は執筆時点で不明。これまで本作と「Wands」など、ファンタジーを題材にしたゲームを手掛けてきたスタジオがどのような新作をお披露目するのか。今後の発表に向けた動向が注目されます。
「Down the Rabbit Hole(ダウン・ザ・ラビットホール)」はルイス・キャロル原作の児童小説「不思議の国のアリス」を元に作られた、VRパズルアドベンチャーゲーム。「不思議の国」へと迷い込んだ少女を手助けしながら、行方不明となった彼女のペットを捜し出すため、様々な土地を旅していきます。
ジオラマを覗き込むような感覚で挑むパズル、身体を大きくするケーキ、ウサギを始めとする喋る動物、そして動くトランプなどの「不思議の国のアリス」でお馴染みのキャラクターたちが登場するストーリー、世界観が大きな特徴。Quest以外にもPCVR、海外専売のPSVR版が発売中。また、日本語にも対応しています。
(参考)UploadVR、Oculus Store(Developer Post)
アニメVRシューター「YUKI」最新トレイラー公開、発売は2021年夏
新作VRシューティングゲーム「YUKI」の最新ゲームプレイトレイラーが公開されました。この作品は、VRアドベンチャーゲーム「Pixel Ripped」シリーズで知られるARVORE Immersive Experiencesが開発中。同時にPC版、Oculus Quest/Quest2版が2021年夏に発売予定ということも発表されました。
「YUKI」はアニメキャラクター「YUKI」のフィギュアを手にした少年によって誕生した空想世界を舞台に繰り広げられる、VRシューティングゲーム。2019年、VRアーケードプラットフォーム「SpringboardVR」向けに発売された「YUKI スーパーメカ」の家庭用ヘッドセット移植兼リメイク版で、オリジナルのアーケード版を踏襲しつつ、世界観や演出面全般を大幅にパワーアップさせたものになります。
ゲーム周りは任天堂の「スターフォックス」が脳裏を過ぎる3Dスクロールのシューティングゲームで、プレイヤーは「YUKI」本人を自機として操縦し、熾烈な空中戦に挑みます。遊ぶたびにステージの構造が変化するローグライク由来の自動生成システムも実装されており、毎回新鮮な気持ちで楽しめるのも特徴となっています。
なお、本作はPlayStation VR(PSVR)版も発売予定ですが、こちらはPC、Quest版の後になる模様。また、操作周りはモーションコントロールを多用しない、ゲームパッド(ボタン)操作に重きを置いたものになるようです。
(参考)Road to VR
VR空間内にゲームセンターを作って遊ぶ「Arcade Legend」発表
新作VRゲーム「Arcade Legend」が2021年内にSteamで販売予定であることが発表されました。既にストアページが開設されていて、対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。早期アクセス版の形での販売が予定されています。
「Arcade Legend」はVRの仮想空間内にアーケードゲームの筐体を設置し、実際に遊んだり、自分好みのゲームセンターを作って運営するのを楽しむアーケードシミュレーター。登場するゲームは体感型が中心で、制限時間内にどれぐらいのバスケットボールをゴールに入れられるかを目指すもの、光ったボタンを連続して触れていくものまで、幅広く用意されています。実際にアーケード筐体のゲームを販売するLAI Gamesが開発している新作でもあるため、ゲーム中に登場する筐体は全て実在するもの。多くは海外向けですが、「Speed of Light」、「Stacker」と言ったゲームが収録されているようです。
また、LAI Gamesによれば2021年6月16日より開催される「Steam Nextフェス」にて、無料の体験版が配信予定であるとのこと。この体験版には前述の「Speed of Light」のほか、「Let’s Bounce」、「HYPERshoot」の3タイトルが収録されている模様です。
(参考)Road to VR
「Warhammer 40,000: Battle Sister」、Oculus Rift版が発売
2021年6月3日、Oculus StoreにてOculus Rift(Rift S)向け新作VRゲーム「Warhammer 40,000: Battle Sister」が販売開始となりました。価格は2,990円。日本語に対応しています。
「Warhammer 40,000: Battle Sister」はテーブルトップゲーム「ウォーハンマー40,000」原作のファーストパーソンアドベンチャー。プレイヤーは主人公のシスター・オフィーリアとなって、長い間行方不明になっている双子の妹を探し出すため、異端者たちとの壮絶な戦いを繰り広げていきます。「ウォーハンマー40,000」由来の多彩でエキサイティングな武器の数々、それぞれの重みが表現されたリアルな操作感がセールスポイント。本編とは別にオンライン協力プレイにも対応した「LastBastion」なるゲームモードも用意されています。
本作は当初、2020年にOculus Quest/Quest2独占タイトルとして発売されたタイトル。Rift版は2021年4月放送の「Oculus Gaming Showcase」にて発表されました。当時の紹介通り、Rift版はクロスバイ、クロスプレイに対応。Quest版を所持している方は無料でダウンロードできます。また、今回のRift版発売に合わせる形で「LastBastion」の新マップ追加アップデートも実施されています。
ソフトウェア概要
タイトル |
Warhammer 40,000: Battle Sister |
発売・開発元 |
Pixel Toys |
対応ヘッドセット |
Oculus Rift(Rift S) |
プレイ人数 |
1人(※マルチプレイ時:2人) |
価格(税込) |
2,990円(Oculus Store) |
備考 |
Oculus Quest/Quest2版とのクロスバイ対応 |