VRヘッドセットを装着した状態でお酒を飲む「VR飲み」に特化したと思われるデバイスの特許が確認されました。
“飲みコントローラー”の特許は、Bogie Incという企業が特許を出願し、ゲーム系メディアGame Rantが初報を報じました。画像からは、Meta Quest(旧Oculus Quest)のハンドコントローラーに、ドリンクホルダーを取り付けるような構造が確認できます。この特許は「ビデオゲームアクセサリー」と「カード/ボードゲーム」分野で申請が行われていたとのこと。
現在のVR飲みは、お酒を飲む際(基本的に)一度ハンドコントローラーを置く必要がありますが、今回登場したホルダーはコントローラーと容器が一体化。ヘッドセットを外して、お酒を置いた場所を探す必要もなくなりそうです。
問題点としては、「Beat Saber(ビートセイバー)」など、動きの激しいVRゲームを遊ぶ際には、ほぼ確実にお酒やドリンクがこぼれてしまうことでしょう。ソーシャルSNS「VRChat」など、動きの少ないゲームでの使用を想定していると思われます。
3月現在、Bogie Incがデバイスの開発を続行しているかは不明です。米メディアVRScoutは、ハンドトラッキングやパススルー(VRヘッドセットのカメラで、現実の周囲の景色を見られる機能)の性能が向上するまでは、このようなデバイスにも一定の需要がある可能性があると評しています。
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