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2016年、急拡大を続けるVR/AR投資、ついに約2000億円市場へ

加熱するアーリーステージへの投資

VR分野専門のリサーチ会社Greenlight Insightsによると、2016年、VR/ARへの投資が18億ドル(約2000億円)を突破したとのことです。

投資規模・案件数ともに2015年を大幅に上回っており、投資規模の中央値は58%増、および投資案件数は30%増となっています。
「この投資規模・案件数の増加は、VR技術に対する急激な盛り上がりを物語っています」とGreenlight Insightsのクリフトン・ドーソンCEOは述べています。

 

しかしながら、ベンチャー投資全体からすると、VR/AR投資の総計はわずか1%にすぎません。同社アナリストのライアン・ローデンバウ氏もこう述べています。「2011年よりVR/AR投資は着実に成長を続けています。とはいえ、交通(9%)やフィンテック(3.5%)のような成熟した産業に比べると、VR/ARは投資家市場にとってはまだまだメインストリームではないようです」

2016年を通してのVR/AR投資のほとんどは、アーリーステージを対象としたものでした。いわゆるシード期、シリーズA投資と呼ばれる初期段階が85%を占める一方、シリーズC投資以降といった後期段階のものは全体の7%にすぎませんでした。

ただし、2015年に資金調達を受けた多くの企業は、2016年も引き続き調達を受けています。たとえばNextVRはシリーズA投資からB投資へ、BlipparはシリーズB投資からC投資へと進んでいます。

多様化する投資会社

活発な共同投資もあって、VR/ARへの投資会社は多様になってきています。しかしながら、多くのシリコンバレーの投資会社はあまり活発でない模様です。2011年以降、3件以上の出資を行なった企業はわずか31社にとどまります。

「2015年から2016年にかけて最も活発な投資会社はHTC、Intel、Comcastが挙げられます。またVR/AR専門投資会社としてはBoostVC、The Venture Reality Fundが並んでいます」とドーソン氏。

コンテンツ制作者への熱い視線

新たなVR/AR製品が出るたび、その製品を楽しむためのコンテンツの需要も大きくなってきました。このため、投資家の間では、コンテンツ制作者への関心が高まっています。実際、コンテンツ制作スタジオ、ロケーションベースVR、ゲーム、ゲーム以外のエンターテイメント、あるいはVR生配信などを実現する企業への投資額は、VR/ARへの投資をいよいよ上回るまでになりました。

今春には、Greenlight InsightsはVR専門メディアRoad to VRと協力して、さらなる包括的レポートを発表する予定です。

(参考)
2016’s Record Breaking VR/AR Venture Funding Totals $1.8 Billion
(英語)
http://www.roadtovr.com/2016s-record-breaking-vrar-venture-funding-totals-1-8-billion/

※Mogura VR は、Road to VRとパートナーシップを結んでいます。

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