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VRゲーム・アプリ 2023.04.29

「Virtual Desktop」にクアルコムの「SGSR」導入 PCVRのパフォーマンスがより向上

VRヘッドセットからPCを操作できるアプリ「Virtual Desktop」に、クアルコムのチップセット「Snapdragon XR2」を搭載したVRヘッドセット向けのアップデートが導入されました。Meta Quest 2やPico 4といったデバイスで「Virtual Desktop」を使用する際、解像度の“アップスケーリング”が可能になります。

「Virtual Desktop」は、WindowsやMacのPCと自分のVRヘッドセットを同期させ、バーチャル空間内にデスクトップ環境を映し出せる有料アプリです。Valve Index、HTC Viveシリーズ、Meta Quest、Picoシリーズなどに対応しています。

「Virtual Desktop」での解像度アップスケーリングは、クアルコムの「Snapdragon Game Super Resolution(SGSR)」が、同アプリに導入されたことで使用可能になりました。

「SGSR」は、「Snapdragon XR2」などが搭載するGPU「Adreno」向けにクアルコムが開発した技術。まず(VRの)グラフィック画質を通常よりも少し低い品質で実行し、その後「SGSR」でアップスケールすることで、パフォーマンス向上と、グラフィックのアップグレードを両立します。

2023年4月現在、「Virtual Desktop」で「SGSR」が利用できるのはQuest 2、Quest Pro、Pico Neo 3、Pico 4など。「Virtual Desktop」の開発者Guy Godin氏は、アプリがVIVE Focus 3やVIVE XR Eliteに対応した際は、これらのVRヘッドセットでも「SGSR」を活用したアップスケーリングが可能になる予定と説明しています。

Quest版「Virtual Desktop」のストアページはこちら
https://www.oculus.com/experiences/quest/2017050365004772/?locale=ja_JP

(参考)UploadVR

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