Valveが米国特許商標庁(USPTO)に出願したVR関連と思われる特許が、新たに確認されました。以前より開発が噂されている、同社の一体型VRヘッドセットに関連している可能性があります。
今回公開された特許の正式名称はシンプルに「ヘッド・マウント・ディスプレイ(Head Mounted Display)」。図では、Valveが2019年に発売した、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)とは異なるデザインのデバイスが描かれています。
新特許はヘッドセットのストラップシステムと、さまざまな顔や頭の形に合わせて調整できる仕組みに焦点を合わせた内容です。記述には「画像は、HMDに通信可能に結合されたアプリケーションまたはコンピューティングデバイスによって出力されるかもしれません」といった、一体型VRヘッドセットを示唆するかのような文面も含まれています。
Valveは、「VALVE INDEX」のリリース以降、新型デバイスを発売していませんが、2021年にはYouTuberのSadlyItsBradleyこと、Bradley Lynch氏が、「Deckard」と呼ばれるコードネームを「SteamVR」のドライバーから発見。これが新型の一体型VRデバイスであるする説が浮上しました。またValveの創業者である、ゲイブ・ニューウェル氏も、一体型VRヘッドセットの開発が進んでいることを示唆しています。
2022年3月、同氏はゲームメディアEurogamerが行った、ゲーム機「Steam Deck」関連のインタビューで、開発には、VRで培ったノウハウが活かされていると発言。「無線の統合型VRソリューションでは、なぜそれが実現できないのかと思うはずです」と語り、一体型デバイス(の技術)を仄めかしました。
(参考)UploadVR
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