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業界動向 2018.11.21

竹中工務店らがVRツール開発、室内の照明シミュレーションに利用

株式会社竹中工務店と株式会社ビジュアル・テクノロジー研究所(VTL)は、輝度分布に基づく空間の明るさを設計段階でシミュレーションし、VRで体感できる視環境設計の支援ツールを共同開発したことを発表しました。竹中工務店は、これまでにもVR対応の「visiMAX」や「VRuno」など空間体感支援ツールを開発しています。

実際の建築空間では、輝度対比(対象物の輝度と周囲の輝度の差)対比や目の順応の影響により、同じ輝度値でも暗く感じたり明るく感じたりするケースがあります。今回開発されたツールは、これらのより現実に近い空間の明るさ感をVRで体感できるものです。

手法としてはBIMデータによる建築モデルをベースに空間の輝度画像を作成し、明るさ感を再現した画像に変換。これをVRに適用できる360度画像に変換することで、設計段階における視環境のシミュレーションが可能になるとのことです。本技術には東京工業大学の特許技術が利用されています。

(参考)株式会社竹中工務店 プレスリリース


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