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話題 2021.08.06

SteamでVRユーザー割合はやや回復か Quest 2のシェアは更に増加

2021年7月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。昨月(6月)下落したVRヘッドセット使用者のSteamユーザーに対する割合が、ある程度“回復”したことが確認されています。

2021年6月のVRヘッドセット使用者のSteamユーザーに対する割合は1.86%。理由は不明ながら、5月の2.31%から大きく下落していました。

7月の調査では、同月のVRヘッドセット使用者のSteamユーザーに対する割合が、2.07%に“回復”。米メディアRoad to VRは、5月→6月の下落で、VRヘッドセットの月間接続台数が、約516,000台減少したと試算。一方、6月から7月にかけてのユーザー割合の再増加で、約320,000台ほど、月間接続台数が増えたと推測しています。

なお同メディアによれば、7月のデータに重点を置いた場合、減少したVRヘッドセットの台数は約200,000台に留まる計算になるとのこと。

ヘッドセット別では、Oculus Quest 2のシェア率が更に上昇。32.56%(昨月比+1.49%)に達しました。HTC VIVEは、シェア率の減少が止まらず10.37% (−0.87%).。Oculus Rift Sも昨月と比較して、シェア率が下がっています(17.79% (−0.69%))。

7月のVALVE INDEXのシェア率は16.23%。昨月と比べて−0.45%減少していますが、Rift Sのシェア率下落に伴い、3番目に多く接続されているVRヘッドセットの“座”は維持しています。発売から約2ヵ月が経過したVIVE Pro 2のシェア率は 0.34%。VIVE Cosmosは、0.08%となっています。

企業別では、フェイスブック製VRヘッドセットの合計シェア率が1.09%増加して61.27%に。Quest 2がシェア率をけん引している様子が伺えます。

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)Road to VR

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