2021年6月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。Oculus Quest 2のシェア率はさらに上昇。全体の31.07%に達しています。
調査では「Oculus Link」あるいは「Air Link」を通じて「SteamVR」を利用したOculus Quest 2が集計されています。同デバイスのシェア率は昨月比(5月)で0.95%上昇しました。また今回から6月3日にリリースされた「VIVE Pro 2」の集計がスタート。シェア率は0.08%となっています。
VRヘッドセット使用者のSteamユーザーに対する割合は、5月の 2.31%から大幅に下落。1.86%に留まりました。2021年7月現在、6月の“VRユーザー割合”が低下した理由は明らかになっていません。
米メディアUploadVRは、同月に開催されたE3 2021の影響で、非VRプレイヤーが増加したケースのほか、集計に問題が発生している可能性を指摘しています。
メーカー別のVRヘッドセットのシェア率に関しては、フェイスブック製(Quest、Rift、Rift Sなど)が、依然として約60%(60.24%)を維持。Valveが16.7%で続き、HTC製は第3位(15.2%)のシェア率です。
ハードウェア利用状況調査について
Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。
本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。
(参考)UploadVR