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業界動向 2023.04.04

ソニーが子会社「株式会社ソニーリサーチ」を設立。センシング・AI・デジタル仮想空間分野に注力

4月3日、ソニーグループ株式会社は完全子会社である株式会社ソニーリサーチを設立しました。同社はソニーのグループ企業を支援する技術の研究開発を行い、まずは「センシング・AI・デジタル仮想空間」の分野に注力するとのこと。将来的には対象分野を拡大し、グローバルな事業展開を目指します。

クリエイター支援に重点おいたR&D会社

株式会社ソニーリサーチは、2020年設立の株式会社ソニーAIを基に構築されました。「Pioneer the future of creation(クリエイションの未来を拓く)」ことをミッションとし、革新的技術の研究開発に取り組みます。

同社はまず、センシング、AI、デジタル仮想空間の分野に注力する予定。”クリエイター”を可能な限り広範囲に定義し、世界中のクリエイターの創造性やIP(知的財産)の価値、ファンエンゲージメントなどの最大化を目指します。また、テクノロジーによる社会的課題の解決にも貢献していく、とのことです。

ソニーのビジネス拡大の原動力に

ソニーグループ株式会社専務兼CTOであり、株式会社ソニーリサーチ代表取締役CEOを務める北野宏明氏は、設立に際し以下のようにコメントしています。

ソニーのPurpose(存在意義)は『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。』ことです。これを実現するためには、ソニーのAI・データドリブン企業への変革を加速し、ソニーのビジネスを支えるテクノロジーの革新と創造を続けていくことが必要です。Sony Researchは、センシング、AI、デジタル仮想空間などの分野における研究開発を通じてこの取り組みをサポートしていくことで、将来的にソニーのビジネスを拡大する上での中心的な役割を果たすものと考えています。

同社は今後、研究や事業の範囲を拡大し、将来的に新たな研究分野や課題にも取り組むとのこと。世界中のプロジェクトやパートナーとともに、グローバルな事業展開を目指します。

(参考)株式会社ソニーリサーチプレスリリース


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