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AR/MR 2018.08.03

スナップチャット、今度はARを音声操作 単語に応じてエフェクト出現

写真共有SNSのSnapchat(スナップチャット)のユーザーなら、ARエフェクトを動かすために、眉を上げてみたり、口を大きく開いたりしたことがあるでしょう。スナップチャットの新機能により、これからはユーザーのアクションに「声をだすこと」が加わりそうです。
新たな機能では、音声でARエフェクトを呼び出すことができます。

特定の単語に反応してエフェクトが登場

スナップチャットは今週、音声で操作するレンズ機能を発表しました。ユーザーが特定の単語を発するとその効果は現れます。
例えば「オーケー(okay)」と言うと、「OK」のスタンプが画面に登場します。また「好き(love)」と言えば、画面いっぱいにハートが出現。他にも「ワオ(wow)」の言葉に反応して画面がズーム、スタンプが背景に現れたり、「ハイ(hi)」と言って沢山のアヒルを繰り出すこともできます。

リリース直後の現時点では、特定の英単語への反応しか用意されていません。ユーザーが実際に言ってみられるよう、画面に該当する単語が提示されるとのことです。

立て続けの新機能、フェイスブックへの対抗か

スナップチャットは今年に入ってから音声認識機能を導入しており、今回のエフェクトはその応用となっています。SNSを運営するスナップ社は他にも、エフェクトがユーザーを追跡する機能や、ユーザーの手の動きを認識する機能など、様々な技術を開発しています。

このような立て続けの技術開発の背景には、競合するSNSフェイスブックへの対抗があると考えられます。フェイスブックは昨年4月にARカメラプラットフォームを発表し、ARへの注力を明確に打ち出しています。その後両社は相次いでAR機能開発ツールを一般公開。競争の激化が見て取れます。

(参考)Next Reality


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