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イベント情報 2017.07.29

渋谷で叫び声が聞こえて気軽に覗けるVR施設 『SHIBUYA VR LAND』体験ガイド

2017年6月24日に渋谷モディの地下1Fにて、『SHIBUYA VR LAND』がオープンしました。
こちらは、長崎県佐世保市にあるテーマパーク『ハウステンボス』にある『VRの館』 から人気の5種を集めたという施設。今回、Mogura VR取材班で体験する機会がありましたので、その様子をレポートします。

https://taiken.tv/facilities/9

ということで、取材班が渋谷モディの渋谷駅側の入口に集合。いざ階段を下りて地下1階へ……

って、自動ドアの先、左手に見えるのは旅行会社のH.I.S.の店舗?
そう、ハウステンボスはH.I.S.のグループ会社。ということで、『SHIBUYA VR LAND』はハウステンボスに縁の深いH.I.S.の渋谷本店と通路を挟んで隣にあるのです。

現在、『SHIBUYA VR LAND』には
・ウルトラ逆バンジー
・BLAST×BLAST
・VR心霊百物語~廃病院~
・迫りくる愛のささやき
・Airtone(エアトーン)
の5つのコンテンツがあるということで、早速全種類を体験させてもらいました!

券売機でチケットを買って、受付で渡されるのはVR体験用衛生布「ニンジャマスク」。5つのコンテンツをこれをつけて体験するので、1つ終わってからってすぐ捨てちゃだめだよ!

ウルトラ逆バンジー

エリアに入って目に入るのは、あのいろいろ動く映画館にあるようなシートと、扇風機。なになに?
「都会のど真ん中にそびえ立つ謎の鉄塔に設置された巨大な逆バンジー。空想のような超体験を美麗フルCGによるVR360度映像+劇場用4DシートMX4Dによる没入でライドアトラクションとして実現」
……私、高いのとかジェットコースターとかダメなんですけどっ!とこれの体験を拒否しようと思ったら、同行の記者が「怖くないから大丈夫」と……。ええ、もうここは腹をくくりましょう。

座席に座りHMDを被るとスタート。VRの世界でワイヤーに吊るされた座席が、少しずつ、揺れながら上がっていきます。頂上に近づくと揺れも不規則に、これからの落下の予測させるような感じで……この時点で叫んでました。

でも安心してください。前にある扇風機から、状況に応じて風が吹くので臨場感はありますが、落下しはじめたら、めちゃくちゃ怖い感じではなかったです。シートも映画館のMX4D用のもので、シートベルトはつけないですからね。そこまで揺れはないです。
その分、落下して再度あがって見える風景をきちんと堪能することができました。極端に怖くない分、いろんな人におすすめできます。『SHIBUYA VR LAND』でも一番人気だそうです!

体験動画
https://www.instagram.com/p/BWIXT4IFx6Q/?hl=ja

BLAST×BLAST

 


あの積木製作さんのBLAST×BLAST  が、『SHIBUYA VR LAND』でも遊べます。

ウルトラ逆バンジーはシートベルト無しなのに対し、こちらはVRライドシュミレータ「SIMVR」 対応ということでシートベルトの着用が必要。
HTC Viveのコントローラーをロボットの両手に見立てて、通常ショット、チャージショット、ホーミングレーザーを使い分け、迫りくる敵を撃破していくシューティングゲームです。敵がいる方向へ照準をあわせるため、結構腕を動かします。
HMDの中では近未来の世界を疾走していくのが、敵を倒していくのとは違った爽快感をもたらしてくれています。

プレイ動画
https://www.instagram.com/p/BWIX-RJlcdA/?hl=ja
……プレイしてるときはそんなに感じなかったのですが、結構自然にシートが揺れてた!

VR心霊百物語

~廃病院~

たまご型のシートに入って体験するのは「不気味な雰囲気が漂う、いわくつきの心霊スポットをめぐる恐怖探検アトラクション」である「VR心霊百物語~廃病院~」。

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HMDを被って再生されるVR動画は男性の語りから始まり、そして女性に連れられて廃病院を進んでいきます。しかし、周りを見渡すとそこには……。
一人称視点で進んでいくお話で、散策ということで結構カメラが動く動画なので、人によっては酔いやすいコンテンツかもしれません(記者は酔ってしまいました)。

迫りくる愛のささやき

ここまでの3つのコンテンツがあるエリアからはちょっと離れているので、(ニンジャマスクを外して)通路を歩いていくと、目の前にはカーテンで仕切られたブースが。

ここで体験できるのは「迫りくる愛のささやき」というコンテンツで、イケメン男子に間近に迫られ、そして壁ドンされちゃったりするVR動画です。

選べるのは、下記の4編です。
〇大学編
イケメンで強引な彼がやきもちを焼いてくれます。

〇執事編
伯爵のお嬢様となって、甘いマスクの癒し系ハーフ執事と部屋で2人きり。

〇水族館編
天然なカワイイ年下キャラの男の子と水族館でデート中。

〇東京タワー編(男性向け)
これだけが体験者が男性となり、目の前の相手が女性となります。
試合に負けて落ち込んでいると憧れの先輩マネージャーからの告白が。

4つのストーリーから1つを選択します。どのストーリーを選択しても、イケメン・美少女が間近に迫り壁ドンをしてくれるシーンが入っています。

スタッフにどのシチュエーションを見るか伝えると、スタッフ側で希望のコンテンツを再生してくれます。
P7044423-1.jpg

執事編を女性記者が体験してみた

タイトルが切り替わるとそこは、古めかしい本棚のある部屋。下を見下ろすと体験者はドレスを着た女性になっているようです。前方には古めかしいモーニングを着た執事風の男性が本棚の方を向いて立っています。

伯爵に仕える執事のようなので、体験者は伯爵令嬢といったところ。甘いセリフと共に壁ドンをされ、眼を見つめられこの先は……というところで終了します。

甘いセリフにうっとりできるか、苦笑するかは体験者の好みによりそうです。

気になる点は、足元を見下ろすと360度映像の中心になるためか、ゆがんで見えること。

ただしイケメンを見つめていれば下を向くことはないため、大半の人は気になることはないでしょう。

水族館編を男性記者が体験してみた

自分、男子ですけど、男の子に迫られるなんてこういう機会じゃないと滅多にないので、年下の男の子とデートをする「水族館編」を選んでみました。
壁ドンされるなら、椅子に座るんじゃなくてちゃんと立たないとね。ということで、ブースの中へ。

……寒いからマフラーかけてもらうなんて、生まれて初めての体験ですよ!キザっぽいけど、でもやられたら確かにちょっとキュンってするわ!

そしてこれ、ブースにカーテン必要です。ニヤニヤしてる顔見られたくないもん。

Airtone(エアトーン)

Oculus StoreやSteamでも配信されているVR音ゲーが、この『SHIBUYA VR LAND』でも稼働。ここでは2ステージが遊べます。
http://www.moguravr.com/airtone-review/

プレイヤーが女の子のガイドキャラクターと一緒にパイプのようなラインの中を飛んでいき、EDM系の音楽にあわせて前から飛んでくるライン上のマーカーに触るように両手のコントローラーを動かす、というゲームです。
これね、音に合わせて体動かすのがほんと気持ちいいです。最初は譜面にあわせて飛んでくるマーカーにコントローラーをあわせるだけなのだけど、ゲームが進むとラインがゆるやかに回転していくの。で、そのライン上を走る長いマーカーにあわせるように手を動かしてると、音楽との一致もあって、ほんと世界に溶け込むという感じです。

あまりにゲームの世界に入って体を動かしてたら、ブースにコントローラーぶつけてしまいました……。

プレイ動画
https://www.instagram.com/p/BWHFJQvFUFG/?hl=ja

これ、『SHIBUYA VR LAND』の公式ページでは「男の子におすすめ」って書いてあるけど、そんなことない。POPな世界で音と触れ合う体験は女性にだってぴったりです!

街の中にあるVR施設

冒頭でも書きましたが、『SHIBUYA VR LAND』はH.I.S.の店舗の隣、というか敷地的には同じところにあります。もちろん、会社の都合とか大人の事情とかでそういう立地になっているとは思いますが、ほんとに通路を挟んで隣なんですよ。なんならお互いよく見える。

『SHIBUYA VR LAND』の方に伺ってみたところ、「ウルトラ逆バンジー」を楽しんでるお客さんの叫び声が旅行会社の方でも聞こえるらしくて、そして後ろを振り返れば何か不思議なものを被って動く椅子に座ってる人がいると……

気になるでしょそりゃ!

実際、ツアーの申し込みをした人がそのあと『SHIBUYA VR LAND』に遊びにくるようなケースもあるそうです。(「H.I.S.」でハウステンボス旅行を申し込むと、1,000円引きの1,200円で5コンテンツ楽しめるので、お得!)

取材中も通路を歩いていて普通に『SHIBUYA VR LAND』を覗いている方もいましたし、ここのように閉鎖されていない空間にVR体験施設があるというケースは、VRに興味をもってもらうという観点からすると面白いです

たとえるなら、商店街に置かれたアーケードゲーム機、みたいな(たとえ古い)。通常は5コンテンツセットで2,200円ですが、「ウルトラ逆バンジー」+1コンテンツで1,200円というサービスも提供し始めたということで、みっちり遊ぶ時間がない時にもさくっと入ることもできるような試みも増やしているとのことです。

今回は以上の5コンテンツが遊べましたが、今後も『ハウステンボス』にある『VRの館』と連携して、様々なコンテンツを導入していくとのこと。
街を歩いててふらっと入れて体験できるVR施設……そんな存在になっていくことを楽しみにしています。

施設の概要

SHIBUYA VR LAND

営業時間

11:00から21:00

場所

渋谷モディ B1F
東京都渋谷区神南1丁目21-3

料金

2,200円(全5種コンテンツ体験)
1,200円(「ウルトラ逆バンジー」+1コンテンツ)

体験時間

約60分(全5種のVRアトラクション体験で)

対象年齢

8歳以上(13歳未満は保護者の同意が必要)
一部13歳以上対象あり

施設Webページ

http://www.huistenbosch.co.jp/vrland/

 

https://taiken.tv/facilities/9

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