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VR動画 2020.02.06

サムスンの360度動画サービス、12の新作が公開。環境問題にフォーカス

サムスンの360度動画配信プラットフォーム”Samsung XR”向けに、新作のショートフィルムが公開されました。環境問題に取り組む非営利団体との提携で制作されたこの映像は、社会問題を身近に考えさせる内容となっています。

サムスンの360度コンテンツ配信プラットフォーム

”Samsung XR”は、2015年に開始したサムスンの動画配信サービスです。アプリをダウンロードすることで、10,000以上のコンテンツをOculus RiftやOculus Quest、Gear VR、Windows Mixed Reality(MR)の各ヘッドセットで体験できます。また、iOS/Androidのデバイス、ウェブブラウザでも視聴可能です。

海中や木の上での体験から考える環境問題

今回公開する12の動画は、環境問題に取り組む非営利団体EarthXのXR部門、EarthXRとのパートナーシップで制作されました。EarthXRのディレクターTiffany Kieran氏は、「我々の作品は、視聴者に自然の美しさだけでなく、現在起こっている問題への支援を考えさせます。例えば山火事と闘う消防士、森林破壊から土地を守ろうとするアマゾンの先住民族といったものです」と話しています。

ケニアでの象との共存を扱う”My Africa”、オレゴン州ポートランドの最も高い木に登り、森林について考える”Tree Huggers”。他にも海中での体験から海洋保護への関心を高める”The Hydrous Presents: IMMERSE”等、いずれの作品も深い没入感を通して、環境問題を考えさせる内容となっています。

XRで気づきを行動に

EarthXRの目標は、「芸術とインタラクティブなメディアを通じて気づきを行動に変える」こと。Samsung XRでの作品公開については、「サムスンとは我々のフェスティバル(EarthX Expo)の当初から協力しており、非常に素晴らしいサポートをもらってきました。このおかげで、我々は話題性のあるプロジェクトを、あらゆる場所の視聴者へ届けることができます。サムスンが技術を良いことのために使おうというコミットメントを、高く評価します」と表明しています。

2020年後半にはさらに複数の作品を計画しており、4月に行われるEarthX Expoでも発表予定です。

(参考)Road to VR
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