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ゲーム・アプリ 2023.05.03

「Roblox」の基本的な遊び方を紹介 初心者が遊ぶのにオススメのワールドは?

アメリカ発のゲームプラットフォーム「Roblox」では、ユーザーの制作したゲームを遊べるのが特長です。ペット育成からピザの配達、対戦型シューターまで、さまざまなゲームを基本無料で遊べます。2022年には、1日あたりのアクティブユーザー数が約5,880万人に達したというレポートも発表されました。

メニューや設定画面などは日本語化されており、英語が分からなくても気軽に遊ぶことができます。今回はそんな「Roblox」の遊び方やアバター関連の基本を紹介。また、いくつかのゲームやワールドを旅してみました(プレイ機種はPC版です)。

まずはアカウントを登録!

「Roblox」の対応機種は、スマートフォン(iOS・Android)やPC(Windows・MacOS)、Amazonデバイス。一部のVRヘッドセット(SteamVRアプリ対応機種)にも対応しています。

遊ぶためには、アカウントが必要ですが、生年月日やユーザー名やパスワードなどを入力すれば完了です。下記の画面がメインメニューです。


(メインメニューには、過去に訪れた場所や人気のワールドが表示されます)

メニューでは、ワールドやゲームを選んだり、アバターをカスタマイズしたりできます。またアバターパーツの購入などに使用するゲーム内通貨「Robux」も購入可能です。

ワールドに入るには「RobloxPlayer」が必要になるので、指示が出たらダウンロードしてください。

「RobloxPlayer」は、アプリ版「Roblox」としても機能します。ソフトを使うと各ワールドに直接アクセスできるので、基本的にはこちらをメインで使うと便利です。

アバターは幅広くカスタムできる!

「Roblox」のアバターは「Robloxボーイ(ガール)」と呼ばれるブロック人間が“基本形”です。その基本形にファッションアイテムを追加したりして、自分だけのオリジナルのアバターにできます。アバターカスタマイズはかなりの自由度。見た目の性別はもちろんのこと、服装やエモート、歩き方までプレイヤーの好みに調整できます。

等身も変更可能で、デフォルメ風からリアルな体型まで、好きな“プロポーション”が選べます。通常の人間型アバターも利用でき、有料ですが、モンスターやドラゴンといったモデルも販売されています。


 (販売されているアバターの一例)

カスタマイズは、メニューの「アバターエディタ」から行えます。パーツは「アバターショップ」から、欲しいものを集めましょう。設定から無料配布のアイテムに絞った表示ができるので、まずはそこから気に入ったものを選ぶのがおすすめです。


(「RobloxPlayer」側の「アバターショップ」はこんな感じ)

「Roblox」のアバターは、タイプに関係なくボディ(頭、胴体、両腕、両脚)と服装が独立しています。組み合わせに制限はありませんが、パーツによっては、装備しても反映されないものや、体型が破綻する場合もあるので注意が必要です。

ちなみに「アバターショップ」で販売されている各アイテムは、“試着する”ボタンを押すことで、アバターに着用させた際の見た目を確認することができます。「似合うか分からない…」といったアイテムや、有料の衣服を購入する際に上手く使うと良いでしょう。


(試着機能を使って、筆者のアバターにズボンを着用させた図)

また、「レイヤード・クロージング・システム」が使われている衣装を選ぶと、アバターの衣装をレイヤー(階層)形式で設定できます。対応服をアバターに着せると、ジャケットやシャツなどを重ね着して、より自分らしいコーデを作り上げることができます。

「レイヤード・クロージング・システム」の対応アイテムは、アバターショップの以下のカテゴリーから探すことができます。

Tシャツ
シャツ
セーター
ジャケット
ズボン
短パン
ワンピースとスカート

なお、ワールドによっては、装備アイテムが配布(販売)されているので、ショップで気に入った衣服が見つかった場合、バーチャルストアなどが設置されているワールドにアクセスしてみるのも良いかもしれません。

Robloxで遊んでみたいおすすめワールド紹介

ホンダ製品を使ってクエストをクリア!「Honda Rewired」

「Honda Rewired」は、日本の自動車メーカー本田技研工業(ホンダ)の公式メタバースワールド。ロボット草刈り機「Miimo」や、ブロワー(手持ち送風機)といった、同社が展開する8種類のパワープロダクツ製品を使って、自由に遊べちゃいます。

パワープロダクツ製品が飾られているロビーで電車に乗ると、ハイテク感のある近未来的な都市に移動できます。街中には各所にクエストが用意されており、ミニゲームをこなしていくと、各製品の隠されたパワー(チート)がアンロックされたり、探索できるエリアが広がったりする仕組み。


(道路に散った雪を掃除!)


(落ち葉を足場から吹き飛ばすクエストの一幕)

ひとつクエストをクリアするたびに、街の風景にも変化があるなど、ワールドの作り込みはかなりのもの。個人的には、各ホンダ製品の解説を聞けたりできれば、もっと最高でした……!


(街の作り込みはピカイチ)

入場はこちら。
https://www.roblox.com/games/11774926498/Honda-Rewired

ゴルフボールになるのはあなた…「[🌻春🌻]スーパーゴルフ!」

アバター……ではなく、ボールそのものになって楽しむゴルフゲーム。“自分”を撃ち出してコースを進み、ホールインを目指します。

ゲームを起動すると自動的にマッチングが行われ、オンライン対戦に参加する仕組み。他プレイヤーのボールは干渉しないので、自分のペースでゲームを進めることができます。上手くいけばホールインワンを狙えるコースも多いですが、力加減をミスると“ドツボ”にハマることも多いので要注意!

入場はこちら。
https://www.roblox.com/games/4468711919/SPRING-Super-Golf

中毒感MAXの全速パルクール「スピードラン 4」

足場から足場に飛び移り、ゴールまでジャンプで駆け抜けるパルクールアクションゲーム。単純ながら奥の深い、爽快感たっぷりの全速力アクションを楽しめます。

ステージは全30ステージで、後半に進むにつれて難易度は上昇。よりチャレンジングなマップがプレイヤーを待ち受けます。

操作は移動とジャンプだけ、というシンプル極まりないシステムなのですが、高速で足場をピュンピュンと飛び移っていく、これがとにかく爽快。慣れればノンストップでゴールまで行けるのが最高です。

リトライに制限は無く、どうしても「無理!」となった場合は、そのマップをスキップして次に進むこともできます。各マップに設定されているBGMも素晴らしく、落ち着いたクラシックが鳴ったかと思うと、次のマップは激しいテクノになったりと、とにかくメリハリが効いた構成で飽きません。

ルールは単純で、激しい描写も皆無。「これから『Roblox』を体験してみようかな……」という人にオススメのワールドです。

入場はこちら。
https://www.roblox.com/games/183364845/Speed-Run-4

ガチなFPSが遊びたい人に「最前線」

基本的にのんびりとしたゲームが多い「Roblox」ですが、本作は全くの別物。有名シリーズ「Call of Duty」のような“ガチ”のFPSゲームを、リアル感たっぷりのグラフィックで楽しめる作品です。ゲームモードはオンライン対戦のみ。世界中のプレイヤーとのぶつかり合いが楽しめます。

ルールは「チームデスマッチ」や「ドミネーション」などバリエーション豊か。最初に使える武器はMP5だけに制限されていますがゲーム内レベルがアップすると、M4やM500(ショットガン)といった武器が解放されていく仕組み。

有料のポイントを購入すると、各アイテムの早期アンロックも可能で、武器にダットサイトなどのアタッチメントを取り付けることもできます。

ゲーム性は本格的なFPSそのもの。マップも作りこまれている印象で、相手を裏取りして倒したり、真っ向から撃ち合い勝負して倒したりと、FPSゲームのオンライン対戦に欲しい要素がしっかりと出来上がっていると感じました。

本作、実は2020年にリリースされた作品なのですが2023年現在も人気は衰えておらず、記事執筆時点のアクティブユーザー数は約3,000人。累計プレイ人数は約2,500万人に達しています。対戦ゲームをガッツリと遊びたい人向けの作品です。
入場はこちら。
https://www.roblox.com/games/5938036553/FRONTLINES

志摩スペイン村やサンリオカフェも登場!

2023年4月現在、「Roblox」にはホンダ以外にも多くの大手企業が参加し、公式のバーチャルワールドを設置しています。国内からはサンリオが2022年4月に参入し、店舗経営が楽しめる公式ワールド「マイ・ハローキティ・カフェ」を開設。同年末の時点で、同ワールドの訪問回数は1億7,000万回を超えています。

また、VTuberの周央サンゴさんとのコラボで話題になった「志摩スペイン村」のテーマパーク「パルケエスパーニャ」を一部再現したゲーム「Running of the bulls」も公開されています。

(「マイ・ハローキティ・カフェ」の告知PV)

課金をすると、何ができるようになる?

「Roblox」に課金をすると、アバターを着飾ったり、ゲームを有利に(円滑に)進めたりできます。

通貨の「Robux」は、400ポイントを800円から購入可能です。アバターショップの有料パーツは、安いものでも数十ポイントはするので、本気で買い集めていこうと思うと、かなりの出費が必要です。


(Robuxの購入画面)

サクッと遊びたいのであれば、なるべく課金の必要のないゲームを選ぶのがおすすめです。
また、課金をする場合でも、ひとつのコンテンツを集中してプレイすれば、金額はそこまで増大せずに済むかもしれません。未成年の方がプレイする場合は、保護者の方が課金額をしっかりと管理しておく必要があるでしょう。

「Roblox」では、月額支払いの有料サービス「Roblox Premium」も展開されています。価格は月額1,600円で、加入すると(対応しているコンテンツの場合)各ワールド内でプレミアム会員特典へのアクセス権を得られます。

また、限定のアバターショップアイテムへのアクセスや各アイテムの割引が提供されるほか、「Robux」を買った際、追加で同通貨(10%増)を入手できます。アバター向けのアイテムなどを取引できる権利も付与されます。

なおクリエイターは、アバター向けの各種アイテムを「アバターショップ」に出展すれば「Robux」を獲得できます。ワールドを作った場合は、強化パワーなどを得られるゲームパスを作品内で売却することで、「Robux」を得られます。

遊ぶ際の注意点は?

「Roblox」は、バリエーション豊かなコンテンツ(ワールド/ゲーム)を楽しむことができる場です。多くの人気コンテンツは基本無料。サクッと遊ぶのには絶好のプラットフォームと言えるでしょう。ユーザー数が多く、ワチャワチャとした雰囲気を楽しめるのも魅力です。

ただし、著作権利的に怪しい(他ゲームの楽曲を引っ張っている等)ゲームも多めなので、注意が必要な場合もあります。特にゲーム配信や実況動画を制作したい人は、権利を違反しているような危ないものが映り込んでいないか、よくチェックしましょう。

Mogura VRでは「Roblox」関連のロングインタビューや、「Roblox」を使ったプログラミング教育に関する特集記事も掲載しています。詳細はこちら

「Roblox」のダウンロードはこちら。
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/roblox/id431946152
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.roblox.client&hl=ja&gl=US
PC:https://www.roblox.com/


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