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VRゲーム・アプリ 2024.08.21

伊東ケイスケ監督のXRアニメ「Pudica」がヴェネチア国際映画祭にノミネート ソニー開発の空間コンテンツ制作システムを使用

伊東ケイスケ監督のXRアニメーション「Pudica」が、第81回ヴェネチア国際映画祭のXR部門にノミネートされました。

「Pudica」は、株式会社CinemaLeapソニー株式会社が共同製作したXRアニメーションです。本作で伊東ケイスケ監督とCinemaLeapは、本映画祭エクステンデッドリアリティ(XR)部門「Venice Immersive」に世界初となる5年連続でノミネートされています。これまでのノミネート作品は、2020年「Beat」、2021年「Clap」、2022年「Typeman」、2023年「Sen」です。

体験者は、体験者の心に寄り添うパートナーである「Plantonica(プラントニカ)」の『Pudica(プディカ)』によって、”癒し”をテーマにした幻想的な世界へ引き込まれていきます。

また本作では、ソニーが開発した空間コンテンツ制作システムを利用しています。高精細なXRヘッドマウントディスプレイと3Dオブジェクトの精密な操作に最適化したコントローラーを備えており、現実世界と仮想世界を自由に行き来できる、MRとVRを組み合わせた全く新しい体験ができます。

受賞作品の結果発表は9月7日(土)に行われる予定です。

あらすじ

異世界の住人、Plantonica(プラントニカ)たちと共に音楽を奏でる旅に出ましょう。あなたの手のひらから生まれたPlantonicaの『Pudica(プディカ)』は、心に寄り添うパートナーとして、あなたを現実から幻想的な世界へと導きます。Plantonicaの世界は、美しい音楽と安らぎに満ち溢れています。そこでは、さらに3体の個性豊かな音色を持つ仲間たちと出会い、彼らと共にコンサートを開催します。その穏やかな音色に心が溶け込むうちに、すっかりこの幻想的な世界に没頭していることに気が付きます。
心休まる時間が終わりに近づくと、あなたは新たな世界の始まりを感じるでしょう。

関係者コメント

伊東ケイスケ監督

「Pudica」は、体験者の疲れを栄養にして育つ不思議な植物です。あなたは、ある殺風景な部屋で「Pudica」の種子に出会うでしょう。Pudicaは恥ずかしがり屋で臆病ですが、人懐っこい面もあります。ぜひ可愛がってあげてください。そして、Pudicaの願いを耳を澄まして聞いてみましょう。きっと想いは伝わるはずです。彼らとの精神的な繋がりは、美しい音となり空間を包み込みます。植物たちに囲まれて、素敵な音楽に彩られた穏やかな時間をお楽しみください。

伊東ケイスケ監督の過去作品はこちら。

ソニー株式会社 インキュベーションセンター XR事業開発部門 プロダクトマネジメント部 担当部長 近藤博仁 氏

ヘッドマウントディスプレイの高性能化、高解像度化などの目覚ましい進化に伴い、クリエイターによる空間コンテンツ制作の自由度が高まっています。今回、XRコンテンツ制作をリードする伊東監督との作品制作を通して、現実と仮想空間が融合する新しい制作体験を幅広いクリエイターに広く知っていただくと同時に、我々自身がその理解をより深め、クリエイターとともに新しい創造の形を広げてまいります。

作品概要

作品名 Pudica
製作年 2024年
製作 株式会社CinemaLeap/ソニー株式会社
作品尺 15 分
ジャンル アニメーション
制作チーム ・監督:伊東ケイスケ
・プロデューサー:待場勝利/ 林 亮輔/ 藤田 誠司/菊川 哲也/伊集院 誠司
・音楽:森下唯
・演奏:梅田千晶(アイリッシュハープ)/ 坂本圭(バンスリ)/ 懸田貴嗣(バロックチェロ)
・開発:橋本 裕
・エンジニア:長谷川 雄一/ 石川 智也
・レコーディングエンジニア:坂 知学
・リレコーディングミキサー:長谷川 有里

(参考)プレスリリース


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