PlayStation VR2(PSVR2)と特定のグラフィックカード(GPU)を接続することで、「PlayStation VR2 PCアダプター」無しでPC接続が行える“手法”が発見されました。
「PlayStation VR2 PCアダプター」は8月7日に発売された公式アクセサリーで、価格は8,480円(税込)。アダプターを経由してPSVR2をPCに接続することで「SteamVR」系のPC向けVRゲームが遊べます。アダプターの使用には、DisplayPort 1.4に対応した市販のDisplayPortケーブルも必要です。
今回発見された“テクニック”に対応しているのは、NVIDIAの「RTX 20」シリーズやAMDの「AMD RX 6000」といった「VirtualLink」規格に対応した(USB Type-Cを搭載する)GPUです。PCが対応GPUを搭載している場合、Steamで配信されているPSVR2用の公式接続アプリをインストールした後、GPUにPSVRをUSB-C接続することで「SteamVR」が使用できます。
moguraVRでは、編集部オフィスの「RTX40」シリーズ(VirtualLink非対応)を使用してテストを実施しましたが、USB-Cケーブルを接続してもPCはPSVR2を認識しませんでした。「VirtualLink」に対応していないGPUの場合、「PlayStation VR2 PCアダプター」との接続は必須のようです。
「VirtualLink」は、2018年に開発がスタートした、VRヘッドセットとPCとの接続を、USB Type-Cを使用する1本のケーブルに統一することを目指したプロジェクト。NVIDIAやAMD、Oculus(当時)といった有名企業が数多く参加していましたが2020年頃、実質的に開発中止になったことが報じられました。
(参考)UploadVR
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